パーソナライズ・レコメンド
コンテンツ情報、ユーザー情報のすべてを連携し、
最も効果的で運用コストの低いパーソナライズ・レコメンドを実現
パーソナライズ設計・運用のPDCAサイクルや、Webマーケティング全体の最適化まで、幅広い課題解決をサポートします。
LYZONが提供しているサービス
LYZONではSitecore XPのパーソナライズ機能の開発を中心として、CDPとの連携、解析データの整備、BIツール、レコメンドツールと連携をした様々なアウトプット、その全体を設計コンサルティングを得意としています。
1. Sitecoreを活用したマーケティング支援
Sitecore Experience Platform™ (XP)を活用しCMSで管理するコンテンツとユーザー行動履歴に基づいたパーソナライズを実装します。
Sitecore CDP(Customer Data
Platform)によりウェブサイトはもちろん、アプリ、Eメールなど複数チャネルからの顧客の行動データをリアルテイムに収集しパーソナライズに活かすことができます。
またSitecore
sendを活用すればEメールのマス向け配信(メルマガ)はもちろんユーザーの行動に基づいたメールの自動配信(ナーチャリング)を実現できます。
LYZONではこれらのSitecore機能の構築に多くの実績があります。
2. CDP(Customer Data Platform)のアクセス解析データの整備支援
パーソナライズを実現するためのデータ整備の支援が可能です。
A:会員データ周りの整備
CRM、SFAなどの基幹システムから会員属性、行動履歴(購買履歴、サービスの利用履歴など)を取得して連携を実現します。
B:アクセス解析データ周りの整備
トレジャーデータ、Snowflake、Sitecore CDPなどのデータを連携して、アクセス解析周りのデータを整備します。
C:データを様々なツールに連携して活用
Tableau、QlikViewなどのBI(ビジネスインテリジェンス)ツール、または中間DBと連携して、データの分析をできるようにしたり、KARTE、Sitecore FXMなどのツールと連携することで、CMS管理外にある様々な場所でもレコメンド、パーソナライズを実現します。
3. パーソナライズの設計、コンサルティング
パーソナライズをどのように構築したらよいかわからない、もしくは既存のパーソナライズツールをPDCAをどのように進めたらよいかわからない方向けにパーソナライズの設計・PDCAを支援します。パーソナライズ設計と合わせて、Webマーケティングの全体像の策定を支援します。
4. マーケティングオートメーションの設計、コンサルティング
従来のメルマガ配信だけでなく、ユーザーの行動に基づいたメールの自動送信のシナリオ設計、既存の運用施策の効果検証、PDCAを支援します。
レコメンド・パーソナライズの現状
パーソナライズ・レコメンドとは
パーソナライズ・レコメンドとは、ユーザーごとの興味・行動履歴に合わせて、最適な商品や情報を個別に提案する仕組みです。ECサイトや動画配信サービスなどで活用され、ユーザー満足度の向上や購入促進に大きな効果を発揮します。一般的なWebサイトにおいてもレコメンドツールを導入したり、独自開発で実装するケースがあります。
従来のレコメンドツールの問題点
パーソナライズツールにコンテンツを別途登録が必要
レコメンドツールを導入する場合、レコメンドツールの管理画面でコンテンツを登録する必要があります。ウェブサイトが通常のHTMLで管理されている場合はもちろん、CMSでコンテンツを管理している場合においても、そこにある情報とは別にレコメンドツールに対してコンテンツ・バナーなどを登録することが必要になり、運用コストが増加してしまうという問題があります。
全ユーザー共通の「キャンペーン」効果の低さ
キャンペーンの内容を決めるとき、例えばユーザー全体に対する値引きを実施すると一時的にはユーザーの購買意欲を高めることができますが、定期的に繰り返されるとユーザーには「値引きされることが当たり前」になり効果が次第に薄くなってしまいます。
一方でパーソナライズされたキャンペーン、例えば何度も商品を見に来た人や、多く購入をしてくれている「常連さん」に対して「あなたにだけの」クーポンを出すことができると、表示されたユーザーのロイヤリティを大きく高める事ができます。
こういったキャンペーンはユーザーの行動情報の全体が取得でき、さらにそのユーザーに対して提示できるコンテンツがレコメンドツールに統合されていないと実現することが難しいです。
コンテンツの配置の自由度
レコメンドツールの多くはポップアップ形式などのページ本体と独立したレイアウトが多く採用されており、ページ内に溶け込むようなレコメンドの設定が難しい場合があります。コンテンツに溶け込まないレコメンドは広告表示のように敬遠される傾向があり、うまく配置をしないと逆効果になってしまう恐れがあります。
月額費用と従量課金
レコメンドツールには導入費用の他に月額利用用がかかります。またページの閲覧数による従量課金で金額が膨らむケースがあります。
LYZONが提供するバリュー
Sitecore Experience Platform™ (XP)による開発
Sitecore XPにはCDP、パーソナライズ、マーケティングオートメーションの機能が備わっており、LYZONではこれらを総合的に活用した開発の実績が多くおあります。またそれぞれの機能は独立した単体のパッケージも存在しており、必要な機能のみ導入することも可能です。
CDP(Sitecore CDP)
Sitecore CDP(Customer Data Platform)ではSFA、CRMなど様々な基幹システムと連携した顧客情報を一元管理することができます。
これらの情報はSitecore上のウェブサイトに訪れるすべての不特定のユーザーの行動履歴と会員ログインの際に情報が紐づけられることで、ユーザーの行動履歴と顧客情報を統合したプロファイルを得ることができます。
これにより、統合されたユーザーの情報に基づくパーソナライズ・レコメンドを実現することができます。
パーソナライズ(Sitecore Personalize)
Sitecoreではコンテンツをレイアウトと分離して登録することで、様々なページで流用するコンテンツを1つのアイテムで管理することができます。
パーソナライズに使用するポップアップのバナーはもちろんのこと、ページ内のヒーローバナー、特定のカラム内のコンテンツも自由にパーソナライズすることができ、A/Bテストや多変量テストも可能です。
CMSに結合されたパーソナライズ機能によりコンテンツの二重登録作業は不要になり、マーケティング担当者が自由にパーソナライズの施策立案と効果測定をすることが可能になります。
マーケティングオートメーション(Sitecore Send)
Sitecoreにはメール配信プラットフォームも備わっています。
CDPにより連携された顧客情報を元に配信リストを作成し、メルマガ配信を実施することはもちろん、ユーザーの行動(サイト訪問、時間経過、特定ページの閲覧、退会情報の閲覧など)に基づいたマーケティングオートメーション(メールの自動配信、ナーチャリング)を実現することができます。
CDP周辺のアクセス解析データ整備
会員データ周りの整備
ユーザーの特性に合わせたコンテンツを出すために必要の情報としては会員属性(氏名、年齢、住所など)や、行動履歴(サイト閲覧履歴、購入履歴、メール開封、QRコード読み込みなど)の情報があります。
CRM、SFAなどの基幹システム蓄積された顧客情報をSitecoreに連携し、ウェブサイト上の行動履歴と紐づけることでこれらの情報を統合的に整備することができます。
他のCDP、DWHと連携したアクセス解析の整備
Treasure Data、Snowflakeなど既存のCDP、DWHが導入されている場合においても、それらとCMSのデータを連携してアクセス解析に必要なデータ全体を統合的に整備致します。
更に様々なツールと連携してアウトプット活用
統合し蓄積した顧客データを更に別の外部ツールへと連携し、様々な場所で活用することもできます。例えばTableau、QlikViewなどのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで詳細な分析をしたり、KARTE、Sitecore FXMなどのツールと連携することで、CMS管理外にある様々な場所でもレコメンド、パーソナライズを実現します。
パーソナライズの設計
パーソナライズの効果を最大化するためにはロジックを適正に設計し、そのフィードバックを得ることが大切です。
具体的には以下に記載する区分において適正な指標を設計します。
LYZONの実績
Case 1
PIM情報と連携したコンテンツ管理とパーソナライズの実現
23カ国/18言語×2ブランドという大規模なコンテンツ量をもつセイコーウォッチウェブサイトのフルリニューアルを実施致しました。PIM(製品情報管理DB)とSitecoreを直接連携し、各製品の詳細スペック情報をウェブサイト上に表示し各国サイトへ展開する仕組みを実現致しました。さらにSitecore XPのマーケティング機能を活用し、ユーザーのウェブサイト上での行動のスコアリングと、それに基づいたコンテンツのパーソナライズを実現致しました。
クライアントの課題
- インフォマティブなカタログサイトから脱却し、カスタマーエクスペリエンスを実現するサイトへ展開したい。
- 各国で膨大なコンテンツ量の製品情報管理のガバナンスを効かせた上で、各国の自由なマーケティング展開も実現したい。
- UI/UXの改善をした新しいデザインにしたい。
LYZONの対応
- 膨大な製品情報をSitecore内のコンテンツとして完全にコントロールできる構造で連携を実現しました。
- 各国が自由にコンテンツを展開でき、ヘッドクォーターのガバナンスもしっかりと行える、権限・ロール設計とCMSワークフローを実現しました。
- UI/UXを意識した最新のデザインにアップデートし、サイトトップ他主要ページにおいてSitecoreのパーソナライズ機能を活用できるテンプレート構造を実現しました。
- Client
- セイコーウオッチ株式会社 様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
-
- 23カ国/18言語×2ブランドグローバルサイト
- PIM(製品情報DB)との連携
- 店舗位置情報データベース連携
- ウェブサイトデザインフルリニューアル
- Person-Month
- 約140人月
- Keyword
-
グローバルサイト構築多言語サイト構築マルチサイト構築システム連携PIM連携基幹システムパーソナライズ
Case2
不動産契約者向けマーケティングオートメーション(メルマガ自動配信)
大手不動産会社のオーナー向けサイトをSitecore XPによって新規構築しました。契約者向けのメルマガ配信もSitecoreの機能によって実現しており、契約者の状態(契約日数、物件引渡し時期、メール開封から◯日経過など)をフローチャート上で管理し、その状態に合わせたメールのパーソナライズ自動配信(マーケティングオートメーション)を実現致しました。
また顧客情報とユーザーの行動履歴に基づいたウェブサイトのパーソナライズコンテンツ表示を実現致しました。
クライアントの課題
- 契約者に向けて一斉配信でない個別のメール案内を自動化したい。
- 契約者に向けたブログ、イベント情報などのオウンドメディアコンテンツを少ない工数で多く配信していきたい。
- CRMとCMSを連携したウェブサイト基盤を構築したい。
LYZONの対応
- CRMとSitecoreを連携し、会員ログイン機能によってウェブサイト上のアノニマスなユーザーを顧客情報と紐付け行動情報を取得可能にしました。
- 顧客の様々な状態に合わせた案内メールを自動送信するためのマーケティングオートメーションを構築。(フローチャートのステップ数100以上の条件を設定)
- 顧客情報と統合されたウェブサイト上のユーザーに対して、情報に基づいたパーソナライズコンテンツ表示の仕組みを実現。
- Client
- 大手不動産会社 様
- Industry
- 不動産
- Requirement
-
- CRM連携
- 大手不動産契約者向けオウンドメディア
- 契約者向けマーケティングオートメーション(メール自動送信)
- Person-Month
- 約80人月
- Keyword
-
会員システムシステム連携CRM連携基幹システムパーソナライズマーケティングオートメーションメルマガ配信スマホアプリ
Case3
サイトデザインリニューアルとパーソナライズ施策の導入
東洋大学ウェブサイトをSitecore XPによってリニューアル致しました。
グローバル化を見据えた英語表示対応を実現し、最新のトレンドを取り入れたUI/UXの刷新を致しました。パーソナライズ機能として在校生や入学希望者だけでなく、一般向け、付属校向けなど様々なステークホルダーに向けたパーソナライズコンテンツ表示を実現しました。
クライアントの課題
- デザインが古くなってきたため一新をしたい。
- 様々な学校関係者に向けた情報配信をしたい。
LYZONの対応
- デザインをモバイルファースト(スマートフォンユーザーが7割という情報に基づき)にてデザインのリニューアルを実施しました。
- 最新のマークアップ技術を取り入れました。
- Sitecoreのパーソナライズ機能を用いた各ユーザー属性に向けたパーソナライズ設計と構築を実施しました。
- Client
- 学校法人東洋大学 様
- Industry
- 教育
- Requirement
-
- デザインリニューアル
- パーソナライズ
- Person-Month
- 約40人月
- Keyword
-
デザインリニューアルパーソナライズ英語対応スマホアプリ