Webアプリケーション開発・Webシステム開発

Webアプリケーション・システムの開発でより良いデジタル体験を提供し、WebDXを推進します。

商品の購入、情報伝達、コミュニティ醸成などあらゆる行動がオンライン化するなか、Webサイトの高機能化は必須の課題です。
Webアプリケーション・システムの開発により、サイトの利便性を高めてより良いユーザー体験を提供したり、業務DXを推進するためのWebづくりを支援します。

LYZONが提供するWebアプリケーション開発

LYZONには高度なWebアプリケーションおよびシステム開発の経験を持ったエンジニアが多く在籍しているため、お客様に合う様々なソリューションを提供することが可能です。

Webサイト
  • 会員機能・会員サイト
  • EC機能・ECサイト
  • 代理店向けサイト
  • イントラサイト
Web基盤
  • SSO・認証基盤連携
  • CRM・SFA連携
  • PIM連携・商品データ連携
  • ワークフロー
  • その他 基幹連携・システム連携
Web機能
  • フォーム
  • 条件検索・フリーワード検索
  • 予約・申し込み機能
  • シミュレーション
アプローチ
  • WebDX
  • フロントエンド React Next.js
  • SPA・SSR・SSG・ISR
  • Azure&AWS利用
  • バッチ・API開発

なぜLYZONが選ばれるのか?

多くのWebシステム会社、Web制作会社の中でなぜLYZONが選ばれるのか。その理由をご紹介します。

Sitecore CMSでアジアNo.1の実践的技術力を持つLYZONは、​他のCMS開発にもノウハウ応用し、更なる高品質なWebサイトを提供します

Sitecore CMS導入で世界的に評価

LYZONは、世界で5,000ブランド以上で導入されているエンタープライズ向けCMS「Sitecore」において、​250以上のパートナー企業の中から、北米・ヨーロッパ・アジアの各地域で1社ずつ選出される​「Sitecore Practice Excellence Award 2024」をアジア地域No.1として受賞しました。
CMSの特長を最大限に活かした実践的な開発と継続的な改善により、お客様のビジネス成長促進に大きく寄与することが可能です。

Sitecore CMSの実践的技術力は、Drupal CMS開発のさまざまなポイントに応用

CMS開発として共通利用可能な実践的な設計・開発ノウハウは、Drupal CMSに多く応用し、​ 「Sitecoreを極めたからこそ分かる、Drupal CMS開発の実践的な勘所」を押さえた、より高品質なWebサイトを提供することができます。

様々なシステム会社、SIerとの連携実績があります。

LYZONは、NTTデータ、SCSK、富士通、東芝、HP、トヨタシステムズ、日立グループなど様々なSierベンダーと協業した実績があるとともに、多くの連携システムの開発実績があります

大手ITベンダーとの共同プロジェクトに参画

LYZONは、お客様から選ばれるだけでなく、多くのITベンダーからも高い技術力と実績から信頼され、共同のプロジェクトを実施しています。​

主要メンバーとして参加して貢献​
大手ITベンダーが基幹システムを担当し、LYZONはWebサイト、WebシステムおよびAPI・バッチ連携の開発を担当することが多いです。
多くの連携開発の実績を持ち、要件定義や設計段階から主要メンバーとして参画し、プロジェクトの成功に貢献しています。​
高い技術力​
LYZONは従来Sitecoreのスペシャリストとして評価されていましたが、近年では、Webシステム、Webサイトの連携開発、UIUXを踏まえた画面デザイン、マーケティング的な観点でのWebサイトの機能について仕様検討力などが実績が高く評価されています。
多くのITベンダーから、Webシステムについての高い技術力が評価されています。​
高い設計力と品質​
大手ITベンダーの要求に対応する設計力や品質に対応することが可能です。また、しっかりとした設計書の作成から、テストの実施、品質の担保まで対応可能です。
金融業のお客様も多くいるため、高いセキュリティ対応の実績や、数千万人が使用する高負荷なシステム、高いパフォーマンスが 求められるシステムの設計、実装の実績があります。
最後までやりきるパートナー​
課題があっても、最後まで伴走し、粘り強く付き添うパートナーとして信頼されています。
大型プロジェクトに予算大型プロジェクトに予算的に技術的に課題が発生することがあっても、それらに対して、最後までしっかりとやりきる信頼感が高く評価されています。​

技術力だけでなくUIUX、デザインに対応する力があります

クリエイティブの機能を持つメンバー構成

LYZONは、IT中心のメンバーが半分、デザイン・クリエイティブのメンバーが半分という体制があります。
「ディレクター」「アートディレクター・デザイナー」「エンジニア」といった『モノづくり集団』が大半を占めていることが、LYZONの強みです。


デザイン、マーケティングを考慮した、Webシステム開発

他のシステム会社にはない、お客様に寄り添うことができる「Webディレクター」​
LYZONには、エンドユーザーに近い立場からニーズをくみ取れる「ディレクター」がいます。
システムに詳しくないお客様の要望も、ディレクターが丁寧にヒアリングし、イメージしやすい形で整理・共有することができます。
エンジニアとは異なる視点からの提案やサポートが可能であり、「少しシステムがわかるディレクター」の存在が、プロジェクトの成功に大きく貢献しています。
こうしたディレクターを社内に持つシステム会社は少なく、LYZONならではの大きな強みです。​
ディレクター・エンジニア・デザイナーの連携がスムーズ​
多くのシステム開発会社やWeb制作会社では、ディレクター、エンジニア、デザイナーが別々の部署に所属しているため、コミュニケーションがスムーズに取れないことがあります。​
LYZONでは、これらの職種が常に近い距離で連携しており、意見交換や調整がしやすい体制になっています。
そのため、スピーディかつ柔軟な対応が可能で、品質向上にもつながっています。​
Webシステムに求められる「デザイン」「UI/UX」「マーケティング」への対応力​
従来の業務システムは社内向けが中心であり、ユーザビリティやUI/UXが重視されることは少ない傾向がありました。
しかし、Webシステムでは、ユーザーとの接点が重要であり、「使いやすさ」「見た目の良さ」「ブランドイメージの訴求」などが求められます。
LYZONでは、マーケティングやブランディングの視点も取り入れながら、デザインやUI/UXを重視した開発を行っています。
一般的なシステム開発会社では対応が難しい部分でも、当社なら一貫してご支援が可能です。

Webシステムを通して、お客様の業務を変革します。

ゼロから新しいシステムを構想し、実現する力があります。

近年、多くの企業が「既存の仕組みにとらわれない、新しいシステム」を求めるようになってきています。
その中でLYZONは「今までにない機能や仕組み」を一から考え、構築してきた実績が多数あります。

今までにない仕組みのWebシステムを実現​
多くのシステム開発会社では、既存の仕様書や要望に沿って開発を進めるスタイルが主流です。
 特に、既存システムのリプレイスや再構築を前提にしたプロジェクトでは、画面構成(UI)、ER図(データ構造)、フィット&ギャップ分析などに基づいた「足りない部分を埋める開発」が中心となっています。

一方LYZONは、Webサイト制作の延長からWebシステム開発に取り組んできました。
その中で、「今までにない新機能やシステム」を構築してきた実績が多数あります。
だからこそ、単なるシステム開発だけでなく、UI/UXやデザイン、ブランディングの視点を取り入れた提案・構築が可能です。
これは、従来のシステム開発会社とは異なる大きなアプローチの違いです。
ワイヤーフレームによるプロトタイピングで要望を”見える化”
LYZONのディレクターは、エンジニアではない立場から、お客様の“本当の要望”を丁寧にヒアリングします。
そのうえで、ワイヤーフレーム(簡易設計図)を使いながら、「こういうイメージですか?」と具体的に形にしていくプロトタイピング的アプローチを採用。
これにより、お客様とのイメージのズレを減らし、スムーズに要件を確定できます。​ ​
他のシステム会社にはない、お客様に寄り添うことができる「Webディレクター」
お客様に近い立場にいるからこそ、エンドユーザーの「言葉にならないニーズ」まで拾い上げることができます。
少しシステムに理解があるディレクターだからこそ、エンジニアとは違う角度から提案し、プロジェクトを円滑に進めることができます。
こうした役割を担えるディレクターが、他のシステム会社にはなかなかいないのが現状です。

品質の高いものをよりスピーディーに提供します。

社内でモジュール化、標準化を行っているため、品質の高いものをより早く提供することが可能です。
その他にも品質向上を実現するための様々な取り組みを日々実施しています。

品質とスピードを同時に実現

大企業の案件を豊富にこなすだけでなく、そこから得られた経験を形式化し、社内ノウハウとして貯め、お客様に還元するために汎用化して、モジュールとして提供いたします。

品質向上に向けての様々な取り組み

①標準化することで、高品質の水準のサイトを構築
ステップ01各設計書のフォーマット化
LYZONでは、サイト構成図、画面遷移、API設計書、ワークフロー設計など、プロジェクトの全工程を網羅する設計フォーマットを標準化しています。要件整理から実装・運用までをスムーズにつなぐ設計書により、複雑なプロジェクトでも認識齟齬を最小限に抑え、確実な品質と進行管理を実現します。
ステップ02多デバイス対応、ユーザービリティ、アクセシビリティをモジュール化
デザイナーは、デザインの自由度は残しつつ、スマホ対応、ユーザービリティ、アクセシビリティの高いコーディングを実現します。
汎用的なHTML、CSSを準備し、効率化を実現します。
その他にも品質向上を実現するための様々な取り組みを日々実施しています。
ステップ03機能をパーツ化して再利用可能に
エンジニアは、セキュリティやパフォーマンスを考慮した設計、実装をプログラムを書くことなく実現可能です。
各パーツの設計書、プログラムを標準化します。
ステップ04開発フロー、体制を標準化
単純に設計書やプログラムをモジュール化するだけでなく、開発のフローやそれに伴う体制、仕事の受け渡し方までLYZON内部で標準化し、効率よく開発をすることが可能です。
②モジュールで開発を効率化

LYZONでは、だれが作業しても同じ品質・効率でお客さまにサービスがご提供できるように「Sitecoreの標準化」を推進しています。
また、お客さまのご要望に合わせてこれまで開発してきたモジュールを追加していくことで他社に比べて効率よく開発を行うことができます。

ステップ01コンテンツ管理表(仮)
コンテンツ管理表は、Sitecoreに存在しているアイテムの状況を一覧化することができる機能です。一覧には現在のアイテムのワークフロー状態や、最新バージョンの情報、作成者、更新日などの情報が出力されます。
ステップ02検索・置換ツール(仮)
検索・置換ツールはSitecore内で特定のテキストなどを検索したり、テキストの置換をすることができる機能です。
例えば、社名が変更されたときに、サイト内に存在している旧社名をすべて変更したいとなるとかなりの手間がかかります。しかし、この機能を使えばSitecore内にあるテキストであれば一括で変更可能です。HTML内に記載されているテキストにも有効です。
ステップ03HTMLアップローダー
外部業者から納品されたHTMLファイルを、Sitecoreアイテムとして簡単にアップロードできるツールです。
リンクやパスもSitecoreリンクに自動変換されるため、スムーズにコンテンツ作成ができます。
ステップ04言語コピー機能
多言語サイトを作る場合に、すでに作成した言語のページ内容を新しい言語のページにコピーすることができます。
テキストはもちろん、画像等のサブアイテムや、アイテム自体の詳細な設定(フレキシブルボディ設定等)もコピーすることができるため、大幅な工数の削減が可能です。
また、翻訳資料と見比べながらの編集がしやすくなり、多言語サイトを短期間短納期で効率よく作ることができます。
③実践型研究開発を導入
ステップ01研究開発期間を確保
LYZONでは大型プロジェクトをローンチすると、実施後に主力エンジニアに対して、研究開発期間が与えられます。
その案件で得た知見をもとに、標準化できそうなパーツを考え、汎用的に利用できるように再設計、再実装を行います。
初期は研究開発に専念するチームも検討されましたが、お客様の声やプロジェクトでの様々な経験を通して、開発されたプログラムの方が、実践的で活用しやすいケースが多いです。
ステップ02デザインへの取り組み
最新のトレンドを意識したデザイン、UI/UXの研究を行い、システムとデザインが両立するサイトを作るノウハウを蓄積しています。
また短期間での開発を実現するため、コーディングツールの標準化、高機能化などのアップデートを行っています。
ステップ03社内で標準化のサイクルを設置
自分たちのノウハウを標準化するためのチームを常設し、標準化のサイクルを回しています。常に改善を回すためのどこまで標準化すべきかを含めて、現場の案件に携わるメンバーと連携しながら、標準化の範囲を定めています。
④人材育成の仕組みを構築
研修プログラム

開発におけるクォリティを上げるために独自の育成システムを構築し、短期間での研修でSitecoreのスキルが高くなるディレクター、デザイナー、エンジニアを育成しています。 独自の研修プログラム、研修のWIKI、研修の進め方を開発し、OUTPUTが多い研修を実現しています。

LYZONのスタンス

Saasやノーコードツール、ローコードツール、パッケージを
できるだけ活用してシステムを構築することが必要です

ただし、様々な理由によりSaaSやパッケージだけでは実現できないシステムがあります

SaaSやパッケージを活用しつつ、手組みでの開発が部分的に必要になります。
システム全体アーキテクトによるその最適化が、最も重要な設計ポイントです。この最適なバランスが一番難しくなっています。

独自開発がどんなシステムに必要か?

1.そのシステムに拡張性や柔軟性がどれくらい必要か?

これは世の中の変化とともにシステムがどれくらい変わる必要があるか、と言い換えることができます。
お客様接点であるWebシステム・Webサイトは、他者との競争も含めて進歩・改善が必要です。

例:商品の配送システムの場合

商品の配送システムは、時代とともに機能や見た目が変化しています。

かつての配送システムは「自動配信予定日の表示」や「配送ステータスの表示」など、比較的シンプルな情報提供が中心であり、通知手段も主にメールでした。
しかし現在では、「正確な到着日時」や「配達員情報の表示」など、より詳細でリアルタイムな情報が求められ、通知もLINEなどユーザーにとって利便性の高いチャネルへと変化しています。

このように、時代とともにユーザーの期待や競争環境が変化する中で、それに応じて機能やデザインを進化させていく必要があるシステムには、あらかじめ高い柔軟性と拡張性を持った設計が求められます。すなわち、独自開発が有効であり、むしろ不可欠な領域であると言えるのです。

2.差別化することがどれくらい競争優位性をもたらしてくれるのか?

多くの企業が同じSaaSを導入している場合、ユーザーからは「どの会社のシステムも大差ない」と見られやすく、差別化が難しくなります。
しかし、たとえ同じSaaSを使っていても、ある企業が独自の機能やUIを追加し、ユーザーにとって使いやすく、見やすいシステムを構築すれば、ユーザーは「この会社のシステムは使いやすい」「自分のニーズに合っていてとても良い」と感じるようになります。結果として、他社との差別化が生まれ、競争優位性につながります。
このように、ユーザーのニーズを深く理解し、「使いやすさ」や「見た目の良さ」を重視したシステムを提供することが、他社に勝るポイントとなるのです。

例:新卒採用サイトの場合

かつて、就活生にとっての新卒採用サイトの人気順位は「リクナビ > マイナビ」という認識が一般的でした。
しかし現在では、「マイナビ > リクナビ」と逆転しています。

この変化の背景には、ツール(採用サイト)の使いやすさが、企業の業績やブランド評価に直接影響を与えるようになってきたことがあります。
特に、「UI/UXやデザインの良し悪し」が事業評価に与える影響がますます大きくなっており、ユーザーがツール選定において使いやすさや視認性、デザイン性を重視する時代になっていることを示しています。

3.なぜSaaSやパッケージだけだと実現できないシステムがあるのか?

ステップ01基幹システムとの連携が前提(既存システムを利用したほうがコストが安い)
SaaSやパッケージだけではUI/UX・デザインで独自性、優位性を持たせることは難しい。
画一的なSaaSやパッケージでは、UI/UXの面で顧客の期待を超えることは困難です。事業の独自性やブランドイメージを反映させるには、ニーズに寄り添った独自開発が鍵となります。
ステップ02SaaSやパッケージのライセンス費用が高い
初期だけでなく、運用費を考えると高額になる
実際、SaaSの場合はオプションのように金額が追加されていくシステムも多く、5年10年単位では費用がふくれ上がることがあります。
また、海外ツールの場合は為替の影響や定期的な値上げなどもあるため、総額費用が高くなることがあります。
ステップ03SaaSやパッケージの追加カスタマイズ費用が高い
専門業者への依頼が必要なため、カスタマイズ対応の費用が高くなりがちです。
また、そもそもカスタマイズを対応できる業者探しも難しいです。
ステップ04やりたいことが複合的で複数SaaSが必要になる
単一のSaaSでは機能が不足し、複数のサービスを組み合わせないと実現できず、運用の複雑化とコスト増を招きます。
ステップ05SaaSやパッケージではパフォーマンス不足になる
業務の規模や求める性能によっては、SaaSやパッケージ製品ではスピードや処理能力が不足してしまうことがあります。
ステップ06特殊な業務に適したパッケージやSaaSが存在しない
一般的なサービスでは対応できず、業務に合わせた専用開発や大幅なカスタマイズが必要となるケースも多いです。

なぜWebアプリケーション開発が必要なのか?

IT活用の世の中の流れ

SaaSやパッケージの利用、ノーコードやローコードツールの利用が主流となっています。

ITの費用対効果を高めるならば

開発を減らし、SaaSやノーコードツールを活用するのがベストです。
「Fit to Standard」によりITコストを最適化していくことが必要となります。

Fit to Standardとは

ICTインフラを導入するときの考え方の1つで、業務内容に合わせてシステム開発や機能変更をするのではなく、システムの標準機能に合わせて業務を変えることです。 短期間・低コストで導入でき、標準機能を最大限活用しながら常に最新機能を利用可能です。業務標準化やグローバル対応にも優れており、企業の生産性向上とDX推進に貢献します。

開発の種類と特徴

Webアプリケーションの開発手法は、大きく3種類に分けられます。

スクラッチ開発 (拡張性:高、コスト:高)
ゼロからお客様専用のシステムを構築する手法です。業務フローに完全に適合した設計が可能で、柔軟性・拡張性に優れています。一方で、要件定義から開発・テストまでに多くの時間とコストがかかるため、長期的な視点での導入が求められます。
パッケージ開発(拡張性:中、コスト:中)
既存の業務システム製品をベースに導入し、必要に応じて機能をカスタマイズする手法です。標準機能を活かしながら、自社の業務に合わせた調整が可能です。短期間・中程度のコストで導入でき、安定した運用が期待できます。 ​
SaaS開発(拡張性:低、コスト:低)
クラウド型の業務サービスを利用しつつ、足りない機能や独自要件を外部連携やアドオンで補う手法です。スピーディーな導入とコストの最小化が可能で、常に最新機能が利用できる点も魅力です。ただし、SaaS側の仕様制限により、大規模なカスタマイズには適さない場合もあります。
スクラッチ開発はコストに対して、メリットが少ない

スクラッチ開発は、柔軟性や拡張性に優れているという大きな利点がある一方で、多くの時間とコストを要するため、システム全体をスクラッチで構築することは必ずしも得策とは言えません。
しかし、だからといってすべての機能をSaaSやノーコード/ローコードツール、あるいはパッケージソフトでまかなってしまうと、変更やカスタマイズの自由度が低く、運用を重ねて業務内容が変化していった際に対応できなくなるリスクがあります。

そこで効果的なのが、スクラッチ開発と既製ツール(SaaSやパッケージ)を適切に組み合わせるハイブリッドなアプローチです。
具体的には、将来的な業務変化が見込まれ、かつ自社の競争力の源泉となるコア業務部分をスクラッチ開発し、業務内容が比較的安定しており差別化の必要が少ない汎用的な業務部分をSaaSやパッケージで補完することで、コストを抑えながらも柔軟性のあるシステム構築が可能になります。

このように、どの領域をスクラッチ開発にし、どこを既成のツールでまかなうか、その最適な組み合わせがシステム開発において非常に重要な判断ポイントとなります。

画像の代替テキスト

SaaSやパッケージの最適な組み合わせが難しい

現在は様々なSaaSやパッケージがあふれています。

この中から最適な組み合わせを見つけることが難しいです。
組み合わせを見つけたとしても、それを使いこなせるベンダーを見つけることはさらに至難の技になります。

規模の重要性

自分たちの規模に合ったベンダーやツールの選定が必要です。
そのツール・ベンダーがどの規模を得意としているのかを見分けることが重要です。

ITの人材確保

ノーコード・ローコードツールの普及により、開発ができるベンダーが縮小していると共に、信頼できる企業が減っています。

様々なパッケージやSaaSの知見

世の中で利用されているSaaSやパッケージの知見や経験が重要。自分たちのレベルや業務に最適な組み合わせを見つけることがスタートになります。

Web制作・サービスに関するご相談を承ります。
お気軽にお問い合わせください。

IT活用のトレンド

中小企業の多くはSaaSやノーコード・ローコードツールを活用し、ITコストを抑えています。
一方、中堅企業以上になってくると、他社との競争優位性を作るために独自開発の比率が増加します。

大企業・中堅企業の場合
中堅・中小企業の場合

Web制作・サービスに関するご相談を承ります。
お気軽にお問い合わせください。

大企業・中堅企業の場合

Webサイト・Webシステムでは、会員サイト・サポートサイトなどにおいて、基幹システムやSaaSと連携するケースが多くなっています。

実現するポイント

基幹システムやSaaSと連携する場合、全体的なシステムアーキテクト設計、連携のためのインターフェース設計、各SaaSや基幹システムに対する知見・理解が必須となります。実現にあたって、以下のようなポイントに注意する必要があります。

ステップ01SaaSや基幹システムは柔軟性が低い
SaaSや基幹システムは柔軟性が低いため、Webシステム側で制約を吸収することが多くなります。
ステップ02セキュリティやパフォーマンスに関する知見も重要
最終的にユーザーが利用するのはWebシステム部分であるため、SaaSや基幹システムの特性を考慮しつつ、セキュリティとパフォーマンスを意識した設計が求められます。
ステップ03SaaSを活用してお客様に新機能を迅速に提供
しかし、SaaSの乱立によりサービスが使いづらくなるリスクもあります。そのため、Webシステム側で複数サービスを統合する(マイページ化する)対応が必要になります。

中堅・中小企業の場合

よくあるケース

SaaS利用が進み、社内システムは近年SaaS化が進んでいます。しかし、実現にあたっては以下のようなポイントに注意する必要があります。

ステップ01SaaSやパッケージのWeb表示機能の限界
SaaSや基幹システムは柔軟性が低いため、Webシステム側で制約を吸収することが多くなります。
ステップ02SaaSのカスタマイズを希望しても、追加開発費が想定以上に高額
業者やエンジニアの確保が難しかったり、専門性が高いためコストが上がるケースが多いです。
欲しい機能だけに絞ってスクラッチ開発を行えば、ライセンス費用なども不要となり、結果的にコストを抑えることが可能です。
ステップ03複数のSaaSから情報を集約して表示し、お客様がアクセスするサイト・システムを一つに統合
一つのマイページですべての情報を一括表示できれば、ユーザーにとって使いやすい体験となります。
例えば、一つの会社で複数のサイトが存在し、それぞれ別々にログインを求められると、お客様にとって大きな不満になります。
ステップ04SaaS間のデータ連携不足による業務課題の発生
SaaS間でデータ連携が取れておらず、業務上の支障が発生しているケースがあります。
APIやバッチ処理などを活用して連携を図り、業務の効率化を実現します

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