CMS
- Sitecore
KEYWORD
- グローバルサイト構築
- ワークフロー
SOLUTION
プロジェクト概要
各国サイトの統合と本社/各国の双方メンテナンスのためのプラットフォーム構築を行いました。
プロジェクトの目的
現在の運用体制を維持しながら、高いセキュリティ基準を満たし、世界中のユーザーがスムーズに目的の情報にアクセスできるサイト群を実現するため、19のサイトを再構築しました。
また、Webサイトの統合およびSitecoreによるCMSの構築を行いました。
プロジェクトのポイント
ポイント1:各国サイトの統合・リニューアルのプラットフォーム構築
本社/各国19サイトに分かれており、ブランドが統一化されておらず、コンテンツのガバナンスもとられていないなど、統合・リニューアルを行うプロジェクトにおいて様々な点を考慮しながら構築を行うことが求められていました。
そこで、19サイトを調査・分析し、テンプレートパターンの洗い出しを実施しました。
それに伴い、必要十分なテンプレートの整理を実施し、既存のコンテンツや新たに作成するコンテンツが作成・運用しやすいものになるよう開発を行いました。
これにより、全体的なデザインやテンプレートのガバナンスをとりつつ、本社/各国の担当者が自らコンテンツの更新を行えるようなCMSを実現しました。
ポイント2:サイトをまたいだコンテンツの共有化
住友商事様は各国のサイトを持ち、多くのコンテンツ・ページ保有していたため、各国サイト間で近似しているコンテンツも多くなっていました。
そのため、コンテンツが二重管理にならないよう、構築及び運用業務の効率化を図る必要がありました。
そこで、Sitecoreをカスタマイズし、サイト間で同様のコンテンツ内容である場合は、別サイトであってもコンテンツを引用できるように実装を行いました。
また、部分的に自サイト用に変更できるよう開発を行い、簡単にページが作成できるようにしました。
一度設定さえ行えば、引用元が変更された場合に自サイトのコンテンツも変更されるため、運用時の更新の手間を抑えることができました。
また、類似ページの作成時の手間を抑え、運用業務の効率化を実現しました。
ポイント3:情報発信の中央集権と各国自走の共存実現
グローバルサイトではニュースリリースなどの情報発信において、本社発信のニュースと各国が独自に発信するものとが混在していました。
そのため、簡単に本社発信の情報を各国サイトに掲載しつつ、各国からも情報発信ができる仕組みの実現が求められていました。
Sitecoreのワークフローをカスタマイズすることで、簡単に本社発信のニュースを各国サイトに掲載させたり、各国が自サイトのみにニュースを掲載させたりすることが可能になりました。
また、法規制として本社発信の情報を米国サイトへ自動配信を行うことは法律違反となる可能性があったため、特定のコンテンツに限っては地域担当者の承認を必須とするなど、 制限や運用性を鑑みたワークフロー設計を行いました。
これにより、各国サイトに掲載されるニュースリリースやトピックスの情報量が、リニューアル以前に比べ向上しました。
また、各国の管理権限に制限を与えつつ、コンテンツの充実を促進することでグローバルサイトとしてさらなる成熟を図っています。
小林(大) Webディレクター
2014年入社。主にWebサイト構築や運用を担当。
野球、サッカー観戦が好き。
スプラトゥーンをよくやる。