EC機能・ECサイト
CMSと連携したシームレスなECを実現
お客様にどのような購買体験を作るかUXまで考えたECを開発
LYZONが提供しているサービス
LYZONでは大企業サイトの構築実績が豊富であり、BtoB、BtoCまで様々なECサイトの構築やECサイトとの連携開発が可能です。
EC機能単体の構築だけでなく、ECに関連する基幹システムとの連携まで対応します。複雑なバックエンドを持つECシステムやEC機能の拡充のための開発を得意としています。
1. ECサイトの構築(Shopify、Sitecore OrderCloud、その他ECカート)
ECサイトの構築方法は様々なパターンがあります。パッケージやSaaSの利用があり、LYZONではShopify、SitecoreのEC機能であるOrder Cloud、ECカート(ECカートは特に問わず、makreshop、futureshopなど)を利用した開発を実施します。また、独自基幹システムと連携して、スクラッチで開発に対応することも可能です。
2. 商品サービスページのECサイトとの連携、カート機能の設置
本来、売上を向上するためには、商品サービスの詳細情報とECページをシームレスに連携することが効果的ですが、多くの企業では、商品ページとECページを分離している企業が多く存在します。CMSとしての更新性を担保しながら、システムとしてのEC機能まで担保することで、よりマーケティングの効果を最大化させることが可能です。そのために既存のECページと商品ページを連携する開発や、商品ページにカート機能を設置する開発を行います。
3. ECの売上を上げるための商品一覧の生成、検索機能の拡充
ECの売上を伸ばすためには、商品一覧の魅せ方やEC向けに特化した検索エンジンが重要になります。LYZONでは、それらを実現するSitecore Searchの導入を支援しています。Sitecore Searchでは、EC向けに特化した検索エンジンを実現することが可能です。単純な検索とコマース向けの検索の違いについて、ご興味がある方はぜひ、一度、ご相談ください。
4. ECに関連する各種機関連携開発
EC機能に関連する様々な基幹システム連携を実現します。在庫数取得のための基幹システム連携、リアル店舗との在庫数の連携のシステム、物流システムと接続し、配送状況の通知やポイントシステムとの連携、キャンペーン情報との連携など様々な機能を実現するために必要な連携開発を実施します。過去には、サンプルオーダーシステムや中古品の下取りシステムなど業界でもいち早く新しいシステムの実現に貢献しています。
ECパッケージの現状について
ECサイトを構築する方法について
ECサイトは、基幹システムや現状利用しているシステムやサービスによって開発方法が大きく異なります。既存システムを活かしながら、新機能を実現させるために、どのようにシステム全体像を組み替えていくかがECの発展、売上向上のためには欠かせません。ここでは、ECの検討の前提知識として、一般的なECパッケージやSaaSサービスの利用形態を簡単にまとめます。
ECカートシステム
役割:ECカートシステムは、ECサイトの基盤となる機能を提供し、商品の管理、注文処理、決済機能などを統合したプラットフォームを提供します。
①低コストサービス | BASE(3%)、Shopify(3.25%)、 STORES(5%) | 導入コストが低く、簡単に始められるが、流通金額が増えてくると、負担が増える |
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②中レベルサービス | makeshop、futureshop、カラーミーショップ、Shopify | 低コストサービスに比べて、若干機能が豊富だが、初期構築に費用が掛かる |
③中堅規模のEC | EC-CUBE | オープンソースで自由に拡張できるが、近年では、①、②に押され、採用が減っている |
④中レベルサービス | ecbeing、Shopify plus、W2 Unified、SI Web Shopping、コマース21 | 中堅規模以上でカスタマイズが可能なECカートシステム |
⑤グローバル、大規模のEC | Salesforce Commerce Cloud 、Adobe Commerce(旧 Magento)、SAP Commerce(旧 Hybris) | 基幹システム連携を含めて、拡張性が求められるEC基盤 |
そのほか、リーピート通販の専門(楽楽リピート、たまごリピート魂)、実店舗との連動、モール連携などの機能差によってさまざまなサービスがあります。
決済代行サービス
役割:オンライン決済を安全かつスムーズに処理するためのサービス。クレジットカード決済や銀行振込、コンビニ決済、QRコード決済などを一括で提供。
主なサービスとして
GMOペイメントゲートウェイ、ゼウス決済サービス、SBペイメントサービス、楽天Pay、ペイジェント、ソニーペイメントサービスなどがあります。海外であれば、PayPal、Stripe、Squareなどがあります。
- 各サービスは常に変化しており、各サービスの詳細の確認については、自身で確認ください。ここでは大まかな一般論について、記載しています。
自社の規模やバックエンドのシステム構成に合わせて、EC機能の実装を検討することが重要です。
ECの形態によっても様々なタイプがあり、業者側も得意不得意が分かれます。知識がない場合、事前に見極めることが難しいため、いくつかの業者に相談しながら、自社にとって最適な構成を検討していく必要があります。
グローバルECパッケージ市場の動向について
国内とグローバルでは主要ECパッケージの動きは異なる
グローバルの大規模向けECパッケージとしては、以下の項目が主要なツールになります。
- Salesforce Commerce Cloud
- Adobe Commerce(旧 Magento)
- SAP Commerce(旧 Hybris)
また、Shopifyが大きく伸びていることが特徴です。
SitecoreのOrderCloudは、ランキングに入っていないもののテクノロジー的には先進的なソリューションになります。
国内では、独自開発もしくはecbeingなどの国産パッケージを活用した開発が多いです。2010年代には、EC-CUBEを活用した開発が多かったですが、SaaSサービスの発展とともにECのパッケージ利用、SaaS利用の流れが大きく変わりました。
LYZONが提供できるバリュー
■ECパッケージ選びの判断基準
ECパッケージを選ぶ際には、自分の規模、レベル感に合わせて、ツールを選定することが重要だが、大きな分かれ目が下記のポイントになる。
1.流通金額:流通金額が大きくなると決済手数料の%が大きく影響する。
ハイエンド商品はライセンス費用が高いが、流通金額が大きくなると、絶対額が安くなります。そのため、規模が大きいケースでは、ハイエンド商品が利用される。
2.実現したい機能:マーケティング機能などを含めた機能差がある。
パフォーマンス、セキュリティ、カスタマイズしやすさ、在庫管理・物流連携、個人別キャンペーン、関連商品-商品組み合わせの金額設定、モール連携、ERP連携、マーケティング機能など様々なある。
3.バックエンドの構成:既存のバックエンドのシステムとどのように連携させるか?
既存のシステムをそのまま活かして、ECシステムを構築しないといけないケースが多く、どのような基盤を現在使ってるかも非常に重要な要素です。
■大規模連携が伴うECシステムの成功の秘訣
LYZONは、大規模向けのCMS Sitecoreの実績が豊富にあります。その中で、複雑なバックエンド、基幹連携が伴うECサイトの構築支援を行うことが多くありました。そこで得られたノウハウ・ECプロジェクト成功の秘訣を解説します。
1.問題を解決するための技術力
大規模なEC機能を有するシステムの場合、仕様の検討力、インターフェースの設計・全体アーキテクトなどが重要になります。さらには、様々な基幹連携を実装する際には、技術的課題が発生することが多く、そういった課題に対する問題解決力が高いことが、プロジェクトをスムーズに進めるうえで重要になります。
2.お客様視点のUIUXへの取り組み
案件を通して、バックエンドのシステムの理解、技術的な課題の解消は非常に重要なポイントであるものの、合わせてお客様の視点に立った、商品サイト、ECページでのユーザーエクスペリエンスをいかに向上させるかが長期的にみて、非常に重要なポイントになります。
商品ページはマーケティング部門、ECページはシステム部門が担当し、その連携が断絶しているケースが良くあり、商品のマーケティングとブランディングがECのキャンペーン、プロモーションと断絶しているケースが多くあります。本来は、その方向性が一致していることが重要であり、UX改善のための第1歩になります。
3.商品ページCMSとECのシームレスな接続
コーポレートサイトの商品詳細ページとECサイトの商品詳細ページが断絶しているケースが多くあり、本来は、シームレスに接続することが重要です。様々な事情、基幹システムの構成により、完全にシームレスにできないケースもありますが、ユーザー体験を向上させるために、CMSとEC機能の両立が非常に重要になります。
詳しくは、「拡張性 コンテンツとシステムの分離」を確認して、システムに依存せずに、マーケター、デザインチームがサイトを改善していける基盤を構築します。
4.マーケティング機能への取り組み
レコメンド機能、パーソナライズ機能、ポイント機能、リマインドメールなどのマーケティング機能は、初期段階では導入されず、後回しになるケースが多いです。しかし、具体的なマーケティング施策を念頭に置きながら、ECシステム開発を実施しなければ、ECシステム開発後に、追加の大規模修正が必要になってしまいます。難しくはありますが、売上につながるマーケティング施策を初期から盛り込むように検討することが重要です。
■Sitecore OrderCloud
LYZONはSitecoreの国内トップベンダーとして、SitecoreのECソリューションの提供が可能です。ECの中でも大規模向けECパッケージとして、新しいテクノロジーをベースにした、ヘッドレスECサービスを提供します。複雑なバックエンドの連携があったとしてもフロントの自由度を上げ、ECシステムの刷新を実現します。
SitecoreのEC向けパッケージ
Sitecore OrderCloudは、元々Four51社が提供していたクラウドネイティブかつAPIファーストのコマースプラットフォームをSitecoreが買収・統合したソリューションです。B2CやB2X(マーケットプレイス形態)にも対応できるヘッドレス&マイクロサービスアーキテクチャを持った「コンポーザブルコマース」ソリューションとして位置付けられています。
1.ヘッドレスのECパーッケージ
世の中のトレンドとして、ヘッドレスのECパッケージの注目が高くなっています。
これは、デザインの変更やシステム開発のしやすいことが理由です。
2.マイクロサービスアーキテクチャ
多くのECパッケージはモノリシックな製品が多いですが、OrderCloudはマイクロサービスアーキテクチャで、拡張が高いシステムになります。
3.1オーダー単位ではなく、1オーダーの1レコード単位で処理が可能
通常のECパッケージは1オーダーずつ処理がされますが、OrderCloudは1れーこーど単位で処理を変更することが可能です。例えば、1オーダーでも複数の配送元からの配送などが可能です。
4.B2B,B2Cだけでなくマーケットプレイスまで対応
マーケットプレイスに対応しているECパッケージはあまりありません。
Sitecore OrderCloud | 他の大規模向けソリューションよくあるケース | |
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柔軟性 |
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注文仕様 |
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出店方式 |
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■Sitecore Search
Sitecore Searchは、CMSとしてSitecoreを利用していなくても、簡単に導入することが可能です。リッチな検索機能を容易に生成することができます。SyncSearchやMARS FINDERのようなフリーワード検索の簡単な実装だけでなく、ECサイト、賃貸物件検索サイトや旅行予約サイト、求人サイトにある絞り込み検索(条件検索、フィルター検索、詳細検索)の実装が可能なサービスになります。キーワードだけでなく、複数の条件を指定して検索することが可能です。特にECサイトでの導入実績が豊富であり、ECサイト向けの条件検索に必要な機能が充実しています。
1.検索精度の向上
- 関連性の高い検索結果を表示:AIアシスト検索により、あらゆるWebサイト、デジタルチャネル、コマースサイトで、より正確で関連性の高い検索結果を提供できます。
- 検索結果表示の高速化:AIを活用した検索により、関連性の高いコンテンツや商品を瞬時に表示します。
- 予測検索:訪問者が文字を入力している間に数ミリ秒単位で訪問者の行動を予測し、関連性の高い検索結果を提案します。
2.パーソナライズ・レコメンド
- パーソナライズされたレコメンデーション:ユーザーの行動とデータを分析し、ニーズに合わせたコンテンツを表示することで、簡単にパーソナライズできます。
- インサイトと分析:URLやクリック数にとどまらず、コンテンツ全体のテーマやキーワードへのエンゲージメントを測定します。
3.言語と形式は無制限
複数の言語やコンテンツ形式を検索に統合して、グローバルな関連性を実現できます。
4.コマースのニーズをサポート
コンテンツ検索に加え、Sitecore Searchはコマース検索にも対応しています。
5.迅速な導入・展開
シームレスなAPI統合とWebサイトやチャネルでの高速セットアップにより、素早く簡単に開始できます。
LYZONの実績
複数サイトにまたがって分散していたコンテンツ構造を統合し、情報設計の再構築と階層整理を行うことで、ユーザーがスムーズに目的の情報へたどり着ける導線を実現しました。また、顧客データベースと連携し、取得したユーザー属性や行動履歴に基づくパーソナライズ機能を実装。これにより、適切なタイミングで適切なコンテンツを出し分ける仕組みを構築するとともに、マーケティング施策の自動化と運用効率の向上を図っています。
クライアントの課題
- コンテンツの増加により、運用コストとサーバー負荷が上昇し、パフォーマンスに影響している
- 複数サイトでコンテンツが分散管理され、運用効率が低下している
- 収集した顧客データをコンテンツ最適化に活用できていない
LYZONの対応
- 大粒度の見たまま編集パーツを開発し、既存パーツと併用し、レンダリング数を最適化することで、パフォーマンス最適化と運用効率化を実現しました
- 複数サイトを統合し、コンテンツ・データ・アイテムの一元管理を実現しました
- 顧客データに基づくコンテンツ出し分けと、非エンジニアでも変更可能な運用基盤を構築
- Client
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
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- 会員システムの構築
- 分断されているサイトの統合
- Person-Month
- 480人月
- Keyword
-
会員システムシステム連携CRM・SFA連携基幹システムパーソナライズ複数のSaaS連携
SitecoreCommeceを活用して、物販ではなくて、サービスの販売をするためのECサイトを構築しました。基盤として、SitecoreCommece(現在はSaaS Sitecore OrderCloudに変更)を活用して、契約の業務システムと連携したECサイトを構築しました。単純なECではなく、業務システムと連携することで複雑なステップや連携が必要になります。
クライアントの課題
- サービス販売のプラットフォーム構築
- 物販のECサイトではなく、サービスのECサイト構築
- 基幹システムと連携したECサイト構築
LYZONの対応
一般的な物販のECサイトであれば、現在は様々なECサービスやツールがありますが、必ずしも複雑なカスタマイズに対応できるわけではありません。特に、独自の基幹システム(販売システム、商品情報管理システム、契約管理システム、会計システム)との連携が必要な場合、拡張の自由度がとわてますが、Sitecore Commeceは、拡張の自由度が高いながらもベースとして利用できるパッケージになります。商品・サービスの構造や業務フローが普通と異なる場合にでも対応できるのが、弊社の強みになります。
- Client
- コネクシオ株式会社様
- Industry
- 通信 商社
- Requirement
-
- サービスのネット販売の仕組み構築
- BtoB取引
- Person-Month
- 約60人月
- Keyword
-
ECサイト BtoB向けEC サービス契約
オンラインショップに対して商品情報を検索するための絞り込み検索、フリーワード検索機能を既存のサイトに対して、Sitecore Searchとフロントエンドの技術を利用して設定導入します。Sitecore Searchを利用することで、短納期で機能を実装させることができます。
プロジェクトのポイント
既存の高機能条件検索ツールに対して、機能差がなく、よりコストを抑えたツールとして、Sitecore Searchが採用され、短期間での導入を実現しています。
既存のツールは導入までに時間がかかるとともに、導入コストや運用コストが高いため、Sitecore Searchのメリットがあります。
現時点は導入して間もないですが、今後は、Sitecore Searchの管理画面から各種チューニングをすることで、さらに性能を引き出していく予定です。
- Client
- ソフトバンク株式会社様
- Industry
- 通信
- Requirement
-
- オンラインショップの絞り込み検索の実装
- Person-Month
- 約5人月(対象システム部分のみ)
- Keyword
-
EC向け検索 条件検索 絞り込み検索 フリーワード検索