UI/UX勉強会を開催しました
LYZONのデザイナーチームでは、「UI/UXチームの立ち上げ」を今年の活動方針のひとつに掲げ、1月にメンバーを選定し、2月から本格的に活動をスタートしました。
その背景には、社会的に高まるUXニーズがあります。私たちはUXを既存のデザインサービスとは別の独立した価値として提供し、デザイナーが中心となって顧客のビジネスに深く入り込むことを目指しています。
また、こうした取り組みを進めるうえで欠かせないのが、顧客と最も近い立場にいるディレクターの理解です。そこで今回、ディレクター向けにUI/UXの基礎を学ぶ勉強会を企画しました。
目次
そもそもUI/UXとは?
UI/UXという言葉は、Web制作やアプリ開発の現場では頻繁に耳にしますが、初めて学ぶ方にとっては少しわかりにくいかもしれません。UIとは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略で、ユーザーがサービスやシステムに触れるときの接点を指します。たとえば、Webサイトの画面デザイン、ボタンの配置、フォントの見やすさ、色の組み合わせなど、目に見える部分がUIにあたります。
UXは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、ユーザーがサービスを利用する中で得られる体験そのものを意味します。ページの読み込みが速くてストレスがない、必要な情報に迷わずたどり着ける、購入までの流れがスムーズで安心感がある、こうした感覚や満足度がUXです。
UIはユーザーが実際に目にする「見た目や操作部分」であり、UXはその先にある「体験や感情」を表しています。UIとUXは切り離せない関係にあり、どちらも欠けてはなりません。見た目が整っていても使いにくければUXは悪化しますし、機能が優れていてもUIが複雑で理解しづらければユーザーは離れてしまいます。
勉強会のテーマと進行
第1回のテーマは「GoodUI・BadUI」。デザイナーチームでは数か月をかけて良いUIと悪いUIの事例を整理し、一覧を準備しました。当日はまず、優れたUIとは何かを理解するために「デザインの4原則」や「デバイスごとのフォント・ボタンサイズの目安」といった基礎をレクチャー。その後、GoodUI・BadUIの具体的な事例を紹介しました。
勉強会はTeamsで実施し、参加者は約33名。途中からは少人数のチームに分かれ、実際に良いUI・悪いUIを出し合い、最後に全体で発表を行いました。ショッピングサイトなど身近な例や、自分が担当する案件を題材にすることで、UIを俯瞰的に捉える良い機会となりました。
GoodUI・BadUIの具他的な事例紹介は、LYZONのSNS(X:https://x.com/lyzon_inc )でも定期的に投稿していますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!
参加者の声
参加した社員からは、
「悪いUIはすぐ思いついたが、良いUIは意外と浮かんでこなかった。今後は良いUIを意識して見ていきたい」
といった感想が寄せられました。
また、発表にあたったディレクターからは、実際の案件で関わったページを例に挙げながら議論できたことで、UIに対する理解が深まったとの声もありました。デザイナーにとっても、具体的な課題のあるUIを見ながら改善点を議論することで、理解の解像度が高まる良い体験となりました。
まとめ
今回の勉強会を通じて、ディレクターのUIへの理解が着実に深まったと実感しています。整理された資料も今後の業務に活用可能であり、クライアントへの提案の場面でも役立ててもらえるはずです。
UI/UXは単なるデザインの話ではなく、ユーザーにとって「使いやすく」「わかりやすい」体験を提供するための大切な視点です。今後もこうした学びの機会を積極的に設け、チーム全体でUI/UXの知見を広げていきたいと思います。
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