フォーム開発

ビジネスを加速する最前線の接点
サイト成功の鍵は高品質なフォーム

豊富な開発実績とUX最適化のノウハウを活かし、ユーザー視点の設計・デザインからセキュリティ・システム連携まで、成果につながる高品質なフォームをワンストップでご提供します。

LYZONが提供しているサービス

Webアプリケーション開発において、Webフォーム開発は中心的な機能であって、最も基本かつ最もUX(ユーザーエクスペリエンス)に差が出る機能の1つです。資料請求・申し込み、会員登録、診断・シミュレーション系のアプリケーションでは、フォーム体験が離脱率やCV(コンバージョン)率に直結します。

LYZONでは、豊富なWebアプリケーション開発において、UXを最大化するためのフォームのノウハウを持っています。古くからEFO(エントリーフォーム最適化)に取り組むなど、様々な改善や開発をデザイン面、機能面から改善しています。

1. ユーザー視点の設計/開発(UXの最適化)

  • フォーム構成の最小化:不要な入力項目を省き、本当に必要な情報のみ要求する(CVR向上)
  • 入力補助:郵便番号による住所補完、カナ自動変換、日付選択カレンダーなど
  • リアルタイムバリデーション:入力直後にエラー表示することで、エラー修正のストレスを軽減
  • ステップ形式:項目が多い場合、ステップ分割+進捗表示で心理的負担を軽減
  • スマホ対応:キーボード種別切替(数字、メール等)、レスポンシブUI対応
  • 入力ミス時の復旧性:フォーム送信後にエラーがあっても、再入力しやすい設計にする(入力保持など)
  • ネクストアクション誘導:入力完了後のサンクスページでの次の行動提案も重要

2. デザインの最適化(視認性・可読性・操作性の向上)

  • フォームの見やすさ(余白・行間):入力フィールド間の適切な余白、ラベルとの距離感、グルーピングによる視認性の確保
  • 色とコントラストの設計:エラー表示、必須項目、注意事項などを色とアイコンで直感的に認識できる設計
  • ラベルとプレースホルダの扱い:ユーザーが迷わない配置を設計
  • 操作可能エリアの最適化:スマホ端末でも押しやすいボタンサイズ・タップエリアの確保
  • レイアウトの一貫性:複数ページ・セクションにまたがるフォームでも、レイアウトやスタイルが統一されていることが重要
  • アクセシビリティ:障がいのある方や音声読み上げに配慮したARIA属性やキーボードナビゲーション対応

3. フロントエンドとバックエンドの連携(技術・設計の整合)

  • フロントエンジニアとサーバサイドエンジニアの連携:受け渡しのルールやフォーマット決めてスムーズに
  • 開発範囲の役割分担:クライアント/サーバーのどちらで持つかを明確化し、リクエストとレスポンスの役割を分担
  • バリデーションルールの一貫性:クライアント・サーバーでバリデーションルールを統一
  • エラーハンドリング:APIから返却されたエラーに適切なUIフィードバックを実装
  • 非同期通信:部分送信やリアルタイム確認のためのAPI設計
  • オートフィルイン:認証済みユーザーであればフォームを前回入力済み状態で保持する
  • インターフェース設計:事前にAPI仕様を明文化し、両者で参照可能にすることが重要
  • スタブの活用:バックエンド未完成でもフロントが開発を進められるように、モックAPIや仮レスポンス設計を行う

4. セキュリティを意識した開発

  • 入力値の検証 フロントだけでなくサーバー側でも必ず入力検証を実施
  • CSRF対策:トークンベースの検証、SameSite属性付きCookieの利用
  • XSS対策:サニタイズ処理、出力エスケープなどの適正使用
  • スパム/ボット対策:reCAPTCHA v3、hidden honeypotフィールド、レートリミットの設置
  • セッション固定/盗用対策:ログイン後のセッショントークン再発行、セッションタイムアウト設定

5. データ連携のノウハウ(CRMや業務システムとの接続)

  • データ正規化とマッピング:入力項目とCRMやDBの項目対応表を事前に定義
  • 非同期登録/キュー処理:外部APIが遅い場合のバッファ設計(キュー、ジョブ化)
  • 連携失敗時のリトライ/ロールバック:API呼び出しに失敗した場合の再送設計/エラー通知設計
  • データフォーマット設計:半角・全角、文字コード、改行コードなど、連携先との入力仕様差異を事前調整
  • 自動応答・通知設計:自動返信メール、担当者通知の仕組みもセットで設計
  • ログ/更新履歴の保存:Webフォームから更新された情報の履歴/操作ログの管理(トレーサビリティ)

そのほかにもグロースハックをするためにも、A/Bテストをできるようにしたり、フォーム自体の多言語対応なども場合によっては重要になります。


フォームについて

フォームとは

フォームとはユーザーが情報を入力し送信するための画面や仕組みを指します。webサイト開発においてフォームはユーザーとのコミュニケーションを実現する重要な要素です。お問い合わせ、資料請求、会員登録など、様々なシーンでフォームは活用されており、ユーザー体験や業務効率化に大きく影響します。フォームを通じて企業は必要な情報を効率よく収集でき、業務の自動化や顧客対応の向上に役立ちます。
今回は、フォーム開発の基本的な内容やよくあるフォームの拡張機能などをご紹介します。

よくあるフォームのタイプ

まずは、フォームの種類について記載いたします。フォームの種類を把握するだけでも自社で導入するタイプがどのようなものが必要なのかイメージが湧きやすいかもしれません。

  1. 商品の注文・サンプル要求
    • 商品の購入、予約購入(発売前予約、数量限定)
    • サンプル請求・資料請求
  2. サービス利用の申し込み
    • ウェビナー・オンラインセミナーの参加登録
    • 保険、金融商品、サブスクリプションサービスなどの申し込み
    • ソフトウェアのデモ・トライアル申し込み
  3. BtoB向けの見積・相談受付
    • システム開発、制作会社、法人向けサービスの相談申し込み
    • パートナー募集・アライアンス相談フォーム
    • カスタマイズ製品などの見積申し込み
  4. 来店・来場予約
    • イベントや展示会、住宅展示場などの来場登録(事前予約)
    • 自動車ディーラー、家具・インテリアなどの実店舗への来店予約
  5. 面談・面接予約
    • 営業担当との個別面談予約
    • 求職者の面接予約(日時選択+担当者割当)
    • カウンセリング・セカンドオピニオンの面談予約
  6. システム・業務系の社内申請
    • 業務ツールの利用申請(例:アカウント発行依頼)
    • 社内資産の利用申請(会議室や社用車、社内システムの利用予約)

フォームにおける基本的な機能

次にフォームにおける基本的な機能を紹介いたします。どのような機能があるか把握することで、導入する際に必要な機能はどれに該当するのか判断がしやすくなります。

  1. 基本入力機能
    • テキスト入力(氏名、住所、自由記入欄など)
    • 選択肢入力(ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウン)
    • 数値入力(人数、数量など)
    • 同意チェックボックス(利用規約など)
  2. 入力補助
    • サジェスト機能、オートコンプリート機能
    • 郵便番号から検索
    • 残数ナビゲーション(残りの入力項目数を表示)
    • フリガナ自動入力(漢字を入力するとフリガナを入力)
  3. バリデーション(入力チェック)
    • 必須項目チェック
    • フォーマットチェック(メール、電話番号など)
    • 禁則文字チェック
    • 桁数・範囲チェック(年齢、金額など)
    • リアルタイムエラー表示、入力完了マーク表示
    • 二重送信防止(トークン利用、ボタンの多重押下対策)
  4. 確認・送信処理
    • 入力内容確認画面の表示
    • 送信完了後のサンクスページ(任意で印刷機能付き)
    • 受付番号・申し込みIDの発行
    • ローディング画面の表示
  5. 通知・リマインド機能
    • 自動返信メール(申込完了通知、入力内容控え)
    • 管理者向け通知メール(リアルタイム/まとめ送信)
  6. セキュリティ・信頼性対策
    • 入力データの暗号化、SSL通信(特に個人情報)
    • 不正予約防止(同一IP・同一ユーザーの制限など)
    • GDPR/個人情報保護法対応の明記と同意取得
  7. モバイル対応
    • モバイル最適化されたUI
    • タッチ操作を意識した入力UI(カレンダーや選択肢の大きさ)

フォームでよくある拡張機能

基本的な機能にプラスして拡張したい等のご要望もあるかと思います。ここではよくあるフォームの拡張機能についてご紹介いたします。

  1. ファイル添付機能
    • ファイル添付の容量やファイル形式
  2. カレンダーUI対応
    • 日付・時間の選択(カレンダーUI、タイムピッカー)して入力を容易化
  3. ログインしているユーザーの自動フィルイン機能
    • フォームに自動入力して、ユーザビリティ向上
  4. CAPTCHA認証(Bot対策)
    • CAPTCHA認証もいくつかタイプがあり、最適なものを導入。
  5. リマインドメール送信(前日・当日などの自動送信)
    • リマインド条件をアルゴリズムとして設定
  6. アクセシビリティ対応
    • 音声読み上げやキーボード操作への対応
  7. 多言語対応
    • 多言語対応(訪日外国人や海外ユーザーを想定)
  8. 離脱防止機能
    • 離脱確認モーダル・ポップアップ表示
  9. 一時保存機能
    • 入力途中のデータを一定期間保持

フォームでよくある連携拡張、データ保持機能

最後に上記の拡張機能の他に重要となる連携機能やデータに関する内容をご紹介いたします。

  1. データ管理・連携
    • DB/CMSへのデータ保存
      • CSVダウンロード(管理画面での申込一覧出力)
      • 他システムとの連携(Salesforce、kintoneなど)
        API、バッチ連携
      • 利用状況のダッシュボード表示(集計、グラフ)
        BIツールへの連動
  2. 支払い・決済連携(EC化)
    • クレジットカード決済(Stripe、Pay.jp、Squareなど)
      • 銀行振込案内の自動表示・送信
      • 領収書・請求書の自動発行
      • 支払いステータス管理(未払い・支払い済の識別)
        • EC対応には様々な外部サービスと連携させながら実装することが基本。
  3. 変更・キャンセル管理
    • ユーザーによる予約内容の変更・キャンセル
      • キャンセル期限の設定(例:24時間前まで可能)
      • キャンセルポリシーの表示・同意
      • 管理画面からの代理キャンセル・変更操作
        • 予約レコードを管理する必要があるため、開発規模が大きくなる
  4. 空き枠・予約枠の制御
    • 空き枠表示(リアルタイム在庫/予約可能数との連携)
    • 定員制限(1枠あたり○名など)
      • 期間制限(申込受付期間/締切日時の管理)
      • 同時予約不可設定(同じユーザーが複数予約できない)
        • 空き枠制御自体は様々な組み合わせが必要であり、開発難易度の落差が激しい。

LYZONが提供できるバリュー

ユーザーの使いやすさを意識した設計

私たちは、CMSを活用したWebサイト構築において、ユーザーの利便性を最優先に考えた設計を心掛けています。
直感的なナビゲーションや操作しやすく分かりやすいコンテンツ配置により、訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるよう工夫しています。
また、フォームの入力負担を軽減し、スムーズな送信体験を提供することで、コンバージョン率の向上にも寄与します。ユーザビリティを追求した設計により、訪れる人々にとって快適で使いやすいWebサイトを実現します。

カスタマイズ性を兼ね備えたフォーム開発

私たちは、CMSを活用したWebサイト構築において、企業のニーズに合わせた柔軟なフォーム開発を得意としています。
標準的なフォームだけでなく、カスタマイズ性の高い入力項目やデザイン調整、動的な表示制御など、多彩な機能を組み込むことが可能です。
これにより、ユーザーの利便性を向上させるとともに、収集したデータを効果的に活用できる仕組みを構築します。
例えば、条件に応じた入力項目の表示や、ブランドイメージに合わせたデザイン調整、さらには自動返信や連携システムとの連動も実現可能です。
お客様のビジネス課題に合わせて最適なフォームを設計し、高いカスタマイズ性と操作性を両立させることで、コンバージョン率の向上と顧客満足度の向上に貢献します。


LYZONの実績

Case 1
会員システム・フォーム・ナーチャリードの融合で、マーケティングに強いサイトに

製品ごとに細かな条件を入力できるフォームを導入し、営業やラボとお客様間のやりとりを大幅に削減しました。
また、フォームデータの一元管理やダウンロード機能を実装し、業務効率を向上しています。
さらに、会員システムとナーチャリードを連携させることで、ホットリードへの効率的なマーケティング施策も実現しました。

クライアントの課題

  1. 用途や製品ごとに複数のフォームが必要とされていた
  2. 製品の見積や仕様確認、製品選定に関する細かい条件のやりとりが営業やラボとお客様の間で頻繁に発生し、ヒューマンリソースの負担増や業務効率の低下が課題となっていた
  3. 問い合わせユーザーの情報管理やマーケティング施策の効率化にも課題があった

LYZONの対応

  1. 製品用途ごとに細かな条件を記載できるフォームを用意し、営業やラボとお客様との仕様に関するやりとりを大幅に削減
  2. フォームから送信されたデータを一覧で管理できるリストを作成し、Sitecore上からダウンロード可能な仕組みを実装
  3. ナーチャリードと会員システムを連携させ、問い合わせユーザーを自動的にリスト化できるボタンを設置
  4. ホットリードに対して一斉にメルマガ配信などのマーケティング施策を簡単に実施可能にし、業務効率とマーケティング効果を改善
事例サムネイル
Client
KOA株式会社 様
Industry
製造・販売・流通
Requirement
  • フォームに詳細仕様を記載して、営業・ラボとお客様とのやり取りを減らす
  • ナーチャリード・会員システムとの融合により、フォーム送信をしてくれたユーザーに対するマーケティングを推進
人月・規模
フォームひとつあたり1.5人月
Keyword
マーケティング マルチサイト ナーチャリード パーソナライズ 会員システム

Case 2
業務改善を加速するノウハウ共有のための社内フォームシステム

業務改善活動の可視化と一元管理をフォームで実現
業務改善活動をイントラネット上のWebフォームで一元管理・可視化するシステムを導入し、施策の申請から評価・承認までを効率化しました。
これにより、約3万人の社員が活用し、年間1万件以上のノウハウが蓄積され、全社的な業務改善の見える化と継続的な改善を実現しています。

クライアントの課題

  1. 業務改善活動が部署ごとや個別に管理されており、全社的な可視化や一元管理ができていなかった
  2. 倉庫オペレーションのノウハウが明文化されず、属人的になりやすい問題があった
  3. 活動内容やノウハウの申請・評価・集計が煩雑で、情報の共有や資産化が進まなかった

LYZONの対応

  1. イントラネット上にWebフォームを構築し、業務改善活動の施策・申請・評価をシステム化
  2. フォームから活動内容や予算、効果見込みなどを簡単に登録・申請できる仕組みを実現
  3. 申請内容は自動で承認フローに連携され、ワンストップで管理可能
  4. 登録されたデータは条件検索やグラフ化、CSV出力による集計が可能
  5. 約3万人の社員が活用し、年間1万件以上のノウハウが更新・蓄積されることで、全社的な業務改善の「見える化」と「自走化」を実現
  6. ノウハウの資産化と継続的な改善を支える仕組みが定着した
事例サムネイル
Client
ロジスティード株式会社 様
Industry
製造・販売・流通
Requirement
  • 業務改善活動を数値化・可視化したフォームシステム
  • 業務フローシステムの構築
  • 高度な検索
  • 他システムとのデータ連携
人月・規模
約9人月
Keyword
イントラサイト 社内ポータル 会員システム 基幹システム連携 パフォーマンス設計 セキュリティ設計 業務システム 高度な検索 ノウハウ共有

Case 3
サイトコアの機能を活用し、フォームをユーザが簡単に実装

ウェブサイト構築時に柔軟なフォーム作成が求められる一方、専門知識が必要でユーザーが自由に作成できない課題がありました。
これに対し、ソルパックでは誰でも簡単にフォームやページを作成・申請できる仕組みや、効率化のためのパーツやデザインを用意し、ユーザーの利便性と効率性を向上させています。

クライアントの課題

  1. ウェブサイト構築において、顧客情報取得のためのフォーム設置が不可欠だが、用途や内容に応じた柔軟なフォーム作成が求められている
  2. 従来はHTMLやCSSなどの専門知識が必要で、ユーザー自身が簡単にフォームを作成することが難しかった
  3. サービスや製品ごとに事業部単位で問合せフォームを作成し、有効問合せ数を集計しているが、サービスや製品の入れ替えが頻繁な場合、フォーム作成の手間やコストがマーケティング活動の負担となっている

LYZONの対応

  1. Sitecoreの標準機能を活用し、専門知識がなくても画面操作だけで簡単にフォームやホームページを作成できる仕組みを導入
  2. キャンペーンやページ作成の申請も容易に行えるようにし、よく利用されるパーツや事前デザインを準備することで作業効率を向上
  3. お客様の要望に応じたデザイン性の高いページを提供し、ユーザーが自ら積極的にサイトを活用できる環境を整備
  4. UXとコンバージョン率に重点を置いた、ユーザーフレンドリーなフォーム作成ツールを積極的に活用
Client
株式会社ソルパック 様
Industry
IT・通信
Requirement
  • 専門知識がなくても簡単にフォーム作成を可能に
  • デザインやパーツを事前に用意することで、作成作業をさらに効率化
人月・規模
実装:約1.5人月 量産:約2~3人日
Keyword
コーポレートサイト ナーチャリード Webマーケティング

私たちの提供するバリュー

高度なWebアプリケーションの開発ノウハウがあります。

  • DX
  • PIM
  • クラウド
  • インフラ
  • 会員サイト
  • Web基盤

デザイン・クリエイティブ制作からCMS構築、グローバルサイトなどの大規模サイト構築を得意としています。

  • CMS
  • デザイン
  • クリエイティブ
  • Sitecore
  • Drupal
  • ヘッドレス
  • Bto B
  • グローバルサイト
  • グループサイト統合

Sitecoreの運用・保守、ウェブサイトの運用、PDCAの実績があります。

  • Sitecore運用
  • パートナーシップ
  • Webサイト運用
  • システム保守
  • Webアクセシビリティ
  • デジタルマーケティング

最新のAI技術の活用業務効率化の支援を致します。

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