ワークフロー
お客様の環境に合わせて、ワークフローを最適化
様々なニーズに合わせたワークフロー開発が可能
企業の業務フローをワークフローシステムで自動化・最適化し、承認やタスク管理を効率化。既存ツールやSaaSの拡張からSitecore連携まで、柔軟なワークフロー設計で企業の業務改革を支援します。
LYZONが提供しているサービス
LYZONでは大企業サイトの構築実績が豊富であり、様々なニーズに合わせたワークフローの活用のご提案・開発が可能です。
ワークフロー機能単体の構築だけでなく、お客様の環境に合わせたワークフローのカスタマイズまで対応いたします。
企業の業務効率化・自動化を加速させるために、LYZONではSaaSや既存ツールを活用したワークフロー開発を支援しています。
ワークフローの開発は、スクラッチ開発は少なく、パッケージの拡張やSaaSの設定などを利用して行うことがほとんどです。
1. 既存ワークフローツールの拡張・開発
パッケージやSaaS(Kintone、Salesforce、intra-martなど)をベースにした開発や、既存ソリューショ ンの設定、拡張開発を行います。
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〇承認フロー
- 承認ステップ・フローの設計:現状の課題を整理し、承認のフローを設計。
- 多段階承認の実装:複数段階の承認ステップを実現。
- 通知の拡張:メール、Slack、Teamsなど各種ツールへ通知設定を拡張。通知内容の変更対応。
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〇ロール・アクセス制御
- ロール制御:所属・役職などの権限設定、複数のロールグループを実装。
- アクセス制御:ロールに応じて、特定のアプリケーションへアクセス可否を制御する開発を実施。
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〇データ連携
- データ連携:社員マスタ、組織マスタの連携。その他承認フローに伴うデータ連携を実施。
- 既存業務システムとの連動:ERPシステム、会計、販売などとの連携。
- SaaS APIとの連携:kintone REST API、Salesforce、Google Workspace等との連携。
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〇レポート・監査
- レポート機能:ワークフローを確認するための一覧作成、分析したデータの生成。
- ログの拡張:アクセスログ、編集ログの拡張。監査対応のため変更。
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〇導入支援
- 研修・伴走:ワークフローの操作研修の実施や、運用開始後の技術面での伴走支援。
- マニュアル整備:FAQやマニュアルを整備し、ワークフローの定着化。
- 定期レビュー・改善支援:必要に応じて、定期レビューを行い、ワークフローの改修を実施。
2. Sitecoreに関するワークフローの拡張・開発
*Webアプリケーション開発の基盤として、Sitecoreを利用します。Sitecoreにはコンテンツの承認システム、ユーザー・ロール・アクセス制御がワークフローの基本機能として備わっており、その基本機能を拡張することでより自由なワークフローを実現することが可能です。
LYZONではこれまで様々なSitecoreのワークフローの拡張機能を行い、お客さまの課題解決に貢献してまいりました。
- カスタムバリデーション機能:Sitecoreでは、フィールド値やアイテム構造に対して標準的なバリデーションルール(正規表現、必須チェックなど)が用意されていますが、プロジェクト要件に応じて独自のバリデーションルール(カスタムバリデーション)を追加することも可能です。
- Sitecore PowerShell Extensions(SPE)による一括操作・自動化:SPEは、Sitecore上でPowerShellスクリプトを実行するための拡張モジュールで、管理者がGUI操作では困難な一括処理や自動化タスクを簡潔に実現できます。
- イベントハンドラによるワークフロー自動設定:Sitecoreではイベントハンドラを使って、特定のイベント(アイテム作成・保存・削除など)にフックして処理を自動化できます。これを利用して、ワークフローのステートやアクションを自動設定することが可能です。
- タイムトリガーパブリッシュ機能:指定した日時に自動でコンテンツを公開(または非公開)する機能で、スケジュール管理を容易にします。
3. 独自開発(スクラッチ開発)によるワークフロー機能の拡張・開発
*Webアプリケーションや既存システムにあるワークフロー機能を確認し、適応するワークフロー用アプリケーションの拡張開発をサーバーサイドで実施します。
既存システムによって外部のワークフローツール(Kintone、intra-martなど)を導入する場合と、独自開発(スクラッチ開発)のままワークフロー機能を実装する場合があり、お客様の環境に合わせた拡張開発を行います。
ワークフローについて
ワークフローとは
ワークフローとは、業務の手順や流れを整理し、決められた順番で作業を進める仕組みです。例えば、申請・承認・決済といった一連の流れをシステム上で管理することで、ミスや抜け漏れを防ぎ、業務の効率化や見える化を実現します。
Sitecoreワークフローの特徴
- 柔軟なステージ設計
- ユーザー権限との連携
- 履歴トラッキングと可視化
- トリガーによる自動処理
- バリデーションの組み込み
- カスタマイズと拡張性
- 複数言語・マルチサイト対応
LYZONが提供できるバリュー
Sitecoreワークフロー×LYZONの強み
LYZONであれば、お客様の要望に合わせて、ワークフローを最適化
- 品質保証とコンプライアンス強化
- マルチサイト・マルチユーザー運用に強い
- パーソナライズやA/Bテストとの連携
- 監査・ログ管理との統合
LYZONの実績
Case 1
追加機能(認証機能・ワークフロー機能)の開発とテンプレートのリニューアル
Sitecoreのバージョンアップと併せて、追加機能(認証機能・ワークフロー機能)の開発とテンプレートのリニューアルを行いました。
クライアントの課題
- Sitecoreのバージョンアップに伴い、認証機能やワークフロー機能などの追加機能が必要となった
- ページ作成時に誰でもストレスなくフォーマットに沿って作業できるテンプレートの刷新が求められていた
- コンテンツ編集から公開までの承認フローを効率化し、作業工数を削減したいという要望があった
- 商品・ソリューションページをユーザー目線で回遊しやすくするため、自動分類表示や最適な検索機能の強化が必要だった
LYZONの対応
- Sitecoreのバージョンアップに合わせて、認証機能・ワークフロー機能の開発およびテンプレートのリニューアルを実施
- テンプレートは「誰でもストレスなくページ作成できる」ことをコンセプトに刷新し、自動入力・画像の共通化・自動表示箇所の拡充によって作業効率を向上
- 複数段階の申請・承認フローをメール送信機能と連携させ、効率的なワークフローを開発。パフォーマンス改善により、検索速度向上や大量データの一括公開、メディア連動公開を実現し、作業工数を削減
- 商品・ソリューションページにタグを付与し、自動分類表示や最適な検索を可能にすることで、ユーザーが回遊しやすいサイトを構築した
- Client
- 株式会社リコー 様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
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- テンプレートリニューアル
- 承認ワークフローの開発
- タグによる自動分類表示・検索
- 人月・規模
- 約18,000ページ
- Keyword
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コンテンツ移行 認証機能開発 テンプレートリニューアル バージョンアップ ワークフロー
Case 2
各国サイトの統合と本社/各国の双方メンテナンスのためのプラットフォーム構築
住友商事様のグローバル展開において、19カ国に分散する各国サイトを統合・リニューアルし、本社と各国双方が効率的に運用できるプラットフォームを構築しました。コンテンツの共有化やワークフローのカスタマイズにより、運用負荷の軽減と情報発信の柔軟性を両立し、グローバルサイトの一体感と各国の自律性を両立した最適なCMSを実現しています。
クライアントの課題
- 19カ国に分散するサイトの統合・リニューアルが必要で、本社と各国双方のメンテナンスが可能なプラットフォーム構築が求められていた
- 各国サイト間で類似コンテンツが重複し、構築・運用コストが膨大になっていた
- 本社発信の情報と各国独自の情報発信を両立させる仕組みが不足していた
- グローバル統一性を保ちつつ、各国の現地ニーズに対応できる柔軟性が必要だった
LYZONの対応
- Sitecoreを基盤としたクロスサイトコンテンツ共有システムを構築
別サイトのコンテンツを引用可能にし(自動更新機能付き)、ページ作成工数を70%削減
引用元変更時に自動反映されつつ、部分的なカスタマイズも可能なハイブリッド設計を採用 - 中央管理と現地自律性の両立を実現
ワークフローカスタマイズで本社発ニュースの強制配信と各国独自ニュース作成を並行可能に
権限管理システムにより本社のガバナンス維持と現地オペレーションの自由度を確保 - イントリックス・SCSKとの協業体制を構築
3社連携でCMS機能強化とグローバルサイト運用モデルを共同設計
多言語対応・タイムゾーン管理・カルチャー差分吸収機能を標準実装
この施策により、コンテンツ更新リードタイムを40%短縮しつつ、各国サイトのPVを平均35%向上させる成果を達成しています。
- Client
- 住友商事株式会社 様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
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- 各国サイトの統合・リニューアルのプラットフォーム構築
- サイトをまたいだコンテンツの共有化
- 情報発信の中央集権と各国自走の共存実現
- 人月・規模
- 約5000ページ
- Keyword
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コーディング マルチサイト
Case 3
コンテンツ本番公開前の確認環境を構築し、より適切な運用フローを実現
コンテンツ公開前の確認精度を高めるため、LYZONは本番公開前専用の確認環境を新たに構築しました。これにより、編集中コンテンツと公開前確認用コンテンツを明確に分離し、ワークフローに応じて自動的に適切な環境へ配信される仕組みを導入。各環境の用途を明確化することで、より適切で効率的なコンテンツ運用フローを実現しています。
クライアントの課題
- 従来のプレビュー環境では編集中コンテンツと公開前確認用コンテンツが混在し、正確な品質チェックが困難だった
- コンテンツステータス(編集中/公開前確認済み)が可視化されず、ワークフロー管理が非効率的だった
- 環境ごとの用途が明確でない状態での運用が、公開作業のエラーリスクを増加させていた
LYZONの対応
- 専用確認環境の新規構築
「編集用」「公開前確認用」「本番公開用」の3層環境を分離
ワークフロー進行に応じた自動コンテンツ配信機能を実装(ステータス変更で対象環境へ自動反映) - インテリジェントな公開フローの設計
コンテンツステータスと環境状態を連動させるトリガーシステムを開発
公開前確認環境では承認済みコンテンツのみを表示するフィルタリング機構を追加 - 運用プロセスの標準化
環境ごとの役割を明確化した新しいワークフローマニュアルを提供
コンテンツ公開前チェックリストをシステムに組み込み、作業漏れを防止するバリデーション機能を実装
この施策により、公開作業のエラー発生率を68%低減するとともに、コンテンツ承認リードタイムを従来比55%短縮する成果を達成しています。
- Client
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社 様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
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- ステージング環境の構築
- 人月・規模
- 約4.5人月
- Keyword
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環境構築 ワークフロー 自動公開 インフラ 運用業務改善