基幹連携・システム連携
お客さまの課題をシステム連携開発で解決
細かな仕様検討からビジネスの最適解を提供
基幹システムとWebサイトのシームレスな連携を通じた業務改革を実現します。また、Azure File Syncを活用したデータ同期やAPI連携により、サンプル申請システムやECサイト統合など、複雑なシステム間連携を確立します。
LYZONが提供しているサービス
LYZONでは基幹システムをはじめ、多様なシステム連携開発の実績があります。
システムとシステムをつなぐことで、例えば事務作業の大幅なコスト削減ができたりサービス申込の効率化ができたりと利用者の体験の最適化が期待できますが、その分開発の難易度は高くなります。
連携が必要な情報は何か、APIやバッチは作成すべきかなど、インターフェースや全体のデータ・業務の流れについて熟慮のうえ、設計を進めることが求められます。
また、既存システムの更新にあたっては、その構造や運用方法を把握したうえで、適切な仕様を検討することが重要です。
ユーザーの目に触れるものであれば、UI・UXにも十分な配慮を行い、使いやすさや利便性を高める工夫も欠かせません。
さらに、複数のベンダーが関与している場合には、各社との仕様調整やテスト計画の策定も視野に入れる必要があります。
LYZONではさまざまなシステム連携を、その環境に合わせた設計・開発が可能です。
これまでに開発してきた、システム連携開発の実績としては、以下のようなものがあります。
- 営業・代理店が自社サイト上からサンプル申請できるシステムを構築
エンドユーザーが製品購入前に試作のために入手する、サンプル品のWEB申請システムを自社サイト上に構築しました。 基幹システムで管理されている最新の製品マスタや顧客情報マスタとSitecoreをつなぎ、申請されたサンプル品の仕様や納品先等のデータをお客様の持っている別のシステムに送付。そのまま工場の帳票として利用できるように開発しました。基幹システムからのデータ連携は、Azure File Syncを利用し、Sitecoreと基幹システム側でファイルの同期を行うことで連携。 負荷を考慮して日次の夜間バッチで行っています。 - ECサイトや独自ポイント制サービスと連携する会員サイト構築
自社製品のBtoC ECサービスや独自のポイント制サービスなど、多様なシステムが独立する大規模会員サイトにて、LYZONはフロント側の大部分の構築を行いました。 各システムから情報を取得し利用者側へ最適な表示を行う必要があり、そのために各システムベンダと、フロント側の仕様を加味したIF設計を行い、多様なサービスを1つのサイトで受けられる環境を実現しました。 テストフェーズでは各システムの結合部分においてテストのパターンを吟味し、必要に応じて各システム関係者立ち合いのもと厳密なテストを行い、リリースに至りました。
バッチ・API開発
連携開発を実施するにあたっては、API開発、バッチ開発を利用します。
API開発、バッチ開発のコツやポイントについて、こちらのページで説明しております。ぜひ、合わせてご覧ください。
基幹連携・システム連携について
基幹連携・システム連携とは
基幹連携・システム連携とは、企業の基幹システム(例:会計、販売管理、人事など)と他の業務システムをつなぎ、データや処理を自動で連携させる仕組みです。二重入力や手作業を減らし、業務の効率化や情報の正確性向上に貢献します。
以下の3つのポイントが重要です。
- 仕様の検討力
模倣できる既存システムのない新規のシステム構築では、どれだけ細かい部分まで想定して仕様を検討できるかがポイントです。バリデーションはどこまで実施するか、バッチを開発すべきか、処理するタイムゾーンは日本でよいのかなど、細かいけれど適切に設計をしないと致命的な障害や著しい業務効率の低下につながるような観点はたくさんあります。
LYZONは基幹連携やシステム連携の開発経験が多くあるため、気にすべきポイントがどこなのか、経験で知っています。 - UXデザイン
いかに中身の優れたシステムでも、ユーザビリティが悪ければ、良いシステムとは言えません。例えば、社内の人だけが使う、大量の件数を処理する事務システムで過度に見た目を重視しては、一度の表示件数が少なくなり、かえって効率が悪くなってしまいます。
LYZONは早い段階でワイヤーフレームを作り、目に見える形でお客様と仕様の検討を進めることで、認識の齟齬をなくします。また、ワイヤーを利用したプロトタイピングを行い、得られたフィードバックをもとに改善を繰り返すことで、システムのUXを向上させます。 - WEBサービスとしての完成度
セキュリティ:機能の実現は大事ですが、システム連携は、ともすればセキュリティホールになりかねません。システム同士をセキュアに連携するためには、ネットワーク周りを含めきちんと考慮する必要があります。
パフォーマンス:実現したい機能がリッチであるほど、システムに起因する負荷は高くなりがちです。機能を搭載する際には、使用するユーザーの数やアクセスが集中する時間帯を把握し、負荷の低い実装方針を検討するなど、パフォーマンスにも留意する必要があります。
安定稼働させるためにはインフラの検討も欠かせません。監視設計や可用性設計などをはじめとした非機能要件も個別に検討する必要があります。LYZONでは、さまざまな環境において開発を行った実績があり、お客さまのニーズにあった設計・実装をインフラ観点からも適切に提供することが可能です。
LYZONが提供できるバリュー
アジア地区No.1を受賞した、確かな「実績」
LYZONは設立以来、フルスクラッチでの構築を始め、各種CMSを扱ってきました。Sitecoreでは国内トップクラスの実績数を誇り、2024年9月には「Sitecore Practice Excellence Award 2024」をアジア地区No.1として初受賞。Sitecoreで構築を担当させていただいたお客様の数は60社、90サイトにのぼります。最適な設計とコスト低減は、この実績が支えています。
根っからの「ものづくり集団」
LYZONのスタッフはインフラエンジニア・アプリケーションエンジニア・デザイナー・ディレクター・サポートという直接制作に関わるスタッフが9割近くを占め、要件定義からデザイン・設計・開発・リリースまで一気通貫で業務を行うことが可能です。 デザイナーやエンジニアを社員として抱えているからこそ出せる、スピード感と品質があります。
Webを通して事業の課題を解決する「提案力」
Webサイトをどのように生かせば、利益が上がり、困りごとを解決できるのか。LYZONではWebサイトを、お客様の事業の課題解決・利益向上のための重要なツールと考えています。多くのお客さまとの実績により蓄積してきた技術と最適解で、ご提案します。
LYZONの実績
Case1
運用面を考慮した会員システム開発
複数サイトにまたがって分散していたコンテンツ構造を統合し、情報設計の再構築と階層整理を行うことで、ユーザーがスムーズに目的の情報へたどり着ける導線を実現。これによって、顧客データベースと連携し、各種統合サービスの申し込みや一部有料会員サービスの決済まで行えるサイトとなりました。
また、取得したユーザー属性や行動履歴に基づくパーソナライズ機能も実装。適切なタイミングで適切なコンテンツを出し分ける仕組みを構築するとともに、マーケティング施策の自動化と運用効率の向上も図っています。
クライアントの課題
- コンテンツの増加により、運用コストとサーバー負荷が上昇し、パフォーマンスに影響している
- 複数サイトでコンテンツが分散管理され、運用効率が低下している
- 収集した顧客データをコンテンツ最適化に活用できていない
LYZONの対応
- 大粒度の見たまま編集パーツを開発し、既存パーツと併用し、レンダリング数を最適化することで、パフォーマンス最適化と運用効率化を実現
- 複数サイトを統合し、コンテンツ・データ・アイテムの一元管理を実現
- 顧客データに基づくコンテンツ出し分けと、非エンジニアでも変更可能な運用基盤を構築
- Client
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社 様
- Industry
- 製造・販売・流通
- Requirement
-
- 会員システムの構築
- 分断されているサイトの統合
- Person-Month
- 約20人月(対象システム部分のみ)
- Keyword
-
会員システム システム連携 CRM・SFA連携 基幹システム パーソナライズ 複数のSaaS連携
Case2
基幹システム・SalesForce・Sitecoreとの連携
既存のBtoB向け情報提供サイトを会員制ECサイトとしてリニューアルを行い、これまで営業が行っていた提案や顧客・契約管理を一部デジタル化し業務効率の向上を図りました。バックエンドでは基幹システムやSalesForceと連携し顧客管理を強化したほか、基幹システムとの連携により、既存顧客の契約更新や発注を一気通貫で行えるような機能開発も行いました。
クライアントの課題
- 各営業に実力差がある課題に対して、web上でセールスに利用できる情報の集約とそれを活かしたwebマーケティング
- 携帯電話・スマホ販売のみではなく、モバイルソリューションにも強みを持つが認知されていないグ強化をしたい
LYZONの対応
- Salesforceとの連携を実装し、web上でのマーケティング効果・行動とリアル営業の情報の統合による相乗効果の実現
- モバイルソリューションの詳細ページや購買ページを拡充し、関連商品の表示や会員登録誘導などの導線改善を行い、利用者の購買機会を増加
- Client
- コネクシオ株式会社 様
- Industry
- 卸売・販売・クラウドソリューション
- Requirement
-
- 会員制ECサイト構築
- Person-Month
- 約60人月
- Keyword
-
基幹システム システム連携 SalesForce ECサイト
Case3
基幹と連携したサンプル請求システム
約20年前にVBで開発したシステムが老朽化。システム刷新が急務とされるなか、何か将来性のある変更を!ということで始まったプロジェクトです。
エンドユーザーや代理店からFaxやメールで届き、営業マンが手打ちでシステムに入力し、工場に手配依頼していたサンプル品請求を、Web上で手配できるようにするというのが、第一弾。
将来的にはエンドユーザーがサイト上から直接サンプル品を注文でき、納期等の手配状況等も確認できるようなマイページを構想しています。
サンプル品手配も含め、お客様ごとにパーソナライズされたマイページの活用で、さらに売り上げ向上につなげる狙いです。
クライアントの課題
- 20年前にVBで開発したシステムが老朽化していて刷新を急ぐ必要がある
- サンプル品要求はお客様からFAXやメールでもらったものを営業マンが社内システムに入力するという不要な手間がかかっている
- WEB化を進めている競合に遅れを取っている状況
LYZONの対応
- 従来、社内でしかアクセスできなかったシステムを、Sitecoreを利用し、外出先からでもアクセスできるシステムとして構築。
- 基幹システムから日次バッチで最新の製品マスタ・顧客情報マスタなどを取って来て、Sitecore側のシステムの反映させる仕組みを構築
- サンプルシステム構築を単発のシステム開発ではなく、エンドユーザーにファンになってもらうためのウェブサイト全体構想のひとつとして提示
- Client
- KOA株式会社 様
- Industry
- 製造・販売
- Requirement
-
- 会員システムの構築
- 代理店等からのサンプル請求システムの構築
- Person-Month
- 約30人月
- Keyword
-
会員システム システム連携 基幹システム 老朽改善