株式会社エヌアイデイ様
サーバーのサポート終了に伴うシステム基盤のリプレイス
- 業種
- インフラ
- タグ
-
Web基盤開発Webサイト構築CMS構築
課題と成果
- 課題
- 旧システムは保守契約がなく、トラブル時にサポートを受けることができませんでした
また、リカバリできるシステムがなかったため、バージョンアップが必要でも作業を行うことができず、EOLが迫っているものがありました - 成果
- インフラの構築やリストアの手順確立などで、情シスでコントロール可能な構成としました
また、インフラも含めた運用契約を結び、問題が起きた際ご相談いただける体制を整えました - 課題
- コンテンツのデプロイのを行うのに個人PCに環境構築する必要がありました
また予約公開や部分公開ができない状況でした - 成果
- Drupalで構築したことにより、クライアントの希望を叶えることができました
プロジェクト概要
コーポレートサイト用WordPressが稼働しているサーバOSのサポート終了が2025年6月に予定されており、社内でのリプレイスが不可能だったこと、また稼働しているシステムは使用サービスが多岐にわたっており、サービスの役割や用途が把握しきれていないという問題点もありました。
この機会にシンプルなシステム構成とし、かつコンテンツの運用面でも最適化を図り、さらにセキュリティ対策が施されたサイトにするべく、システム更改を検討いたしました。
- プロジェクト規模(ページ数)
- 約478ページ
- プロジェクト規模(人月)
- 12人月
- 協力会社
- なし
- プロジェクト期間
- 2024年11月~2025年6月
- Drupal
- バージョン10.3
- インフラ
- AWS
インフラ運用の体制整備とドキュメント化
インフラ構成をシンプルに再設計し、日次スナップショットの取得およびリストア手順を確立しました。
これらの内容はすべて設計書に明記しており、運用面でも万全を期すため、インフラを含めた運用契約を締結しています。
これにより、不測の事態が発生した場合でも、速やかにサポートを受けられる体制が整いました。
運用面の課題を改善し、各部門が独立してコンテンツ更新を行える体制を実現
旧サイトでは、WordPress上でBitBucketを用いたデプロイが必要であり、動作確認には各自のPCに環境構築が求められ、予約公開や部分公開も不可能でした。
今回、一般的なDrupalで構築し、アカウントを持つユーザーであれば誰でもブラウザ上の管理画面から更新・公開作業を行えるようになりました。動作確認も各自のPCのブラウザ上で完結し、予約公開・部分公開にも対応。また、各部署ごとの承認フローを実現するワークフローを実装し、より柔軟な運用が可能となりました。
システムリプレイスと運用改善に向けた取り組み
旧サイトのサーバーOSが2025年6月末でサポート終了を迎えることから、早急なシステム基盤のリプレイスが求められていました。また、既存のシステムは情シス部門で十分にコントロールできる状態ではなく、運用・保守の面でさまざまな課題を抱えていたため、それらの改善も大きな目的となっていました。
本プロジェクトでは、サポート終了が迫る環境から無事リプレイスを完了し、セキュリティリスクの軽減と確実なサポート体制の確保を実現しました。さらに、保守契約の整備により、障害発生時にも情シス部門で迅速に対応・復旧できる体制を構築しました。
加えて、本番環境への反映手順やワークフローの見直しも行い、各部門が独立してコンテンツ更新できるよう、予約投稿機能の導入など運用面の利便性向上も図りました。