SSG・ISR・SSR・CSR・SPA SSG・ISR・SSR・CSR・SPA

現代のWebサイトでは、単にサーバーからHTMLを返すだけでなく、目的や特性に応じてさまざまな表示手法（レンダリング技術）が活用されています
普段の閲覧時には意識されることは少ないかもしれませんが、ユーザビリティの向上や表示速度の最適化を図る上で、適切な表示方式の選定は非常に重要です。
LYZONでは、サイトの特性や目的に応じて最適な表示方式（SSR・SSGなど）を選定し、ご提案・実装しています。
本記事では、それぞれの技術の違いや特徴を解説しながら、「どのようなサイトにどの方式が向いているか」を具体的にご紹介します。

技術選定/設計支援

システムの目的や要件（システム種別、パフォーマンス、更新頻度）応じて最適な選定・設計の支援が可能なことをアピール

ヘッドレスCMS連携

様々なCMS（Contentfull、microCMS、Sitecore）の実績あり、レンダリング方式によるCMSコンテンツの高速・最適化配信（コンテンツ更新に強い）が可能な点をアピール

パフォーマンス最適化・UX向上

Core Web Vitals（読み込み速度・インタラクティブ性、視覚的安定性）に準拠したレンダリング戦略、遅延読み込み・コンポーネント分割の最適化が可能な点をアピール

継続的開発・保守運用

Vercel・Firebase・Netlifyなどのホスティング環境との統合運用、テスト・リリース時のCI/CDパイプラインの構築支援、技術不積を抑えるためのリファクタリングが可能な点をアピール

SSG（Static Site Generation）

SSGは、ビルド時にHTMLを生成してキャッシュする方式です。
必要なデータが事前に取得できるページに適しており、動的ルーティングでもパラメータが取得できれば静的生成が可能です。

メリット

• 表示速度が非常に高速（CDN経由の配信が可能）
• サーバー負荷が低く、コスト効率が高い
• SEOに強い（クローラーが完全なHTMLを取得できる）

デメリット

• コンテンツの更新にビルドが必要
• リアルタイム性が求められるページには不向き

ISR（Incremental Static Regeneration）

ISRはSSGの拡張で、静的に生成されたページを一定の間隔で自動的に再生成する仕組みです。
Next.jsなどのフレームワークでは、ページ単位やデータ取得単位で再検証タイミング（例：10秒など）を設定可能です。

メリット

• 高速表示とリアルタイム性を両立できる
• 更新頻度の高いページでもビルド時間を短縮可能
• 開発者の手を介さず自動で更新される

デメリット

• 再生成のタイミングによっては、古い情報が一時的に表示される
• キャッシュの挙動に理解が必要

SSR（Server Side Rendering）

SSRは、アクセスのたびにサーバーでデータを取得し、HTMLを生成する方式です。
常に最新の情報を提供できます。

メリット

• 常に最新データを表示できる
• 動的なコンテンツに強い

デメリット

• 表示速度がSSGやISRに比べて遅くなる
• サーバーに負荷がかかるためスケーラビリティに注意が必要

CSR（Client Side Rendering）

CSRは、初期表示後にクライアント（ブラウザ）側でJavaScriptを使ってデータを取得し、画面を再描画する方式です。
単体では用いられず、あくまでサーバーサイドレンダリングと組み合わせて利用することが多いです。

メリット

• ユーザー操作による動的な表示切り替えが可能
• インタラクティブなUIに向いている
• API連携を柔軟に組み込める

デメリット

• 初回表示が遅くなる傾向がある
• SEOに弱い（HTMLにコンテンツが含まれていない場合がある）
• JavaScriptが無効な環境では動作しない

SPA（Single Page Application）

SPAは、1つのHTMLファイルの中でルーティングやコンテンツの切り替えを行うWebアプリケーションの構成です。
画面の一部だけを差し替えることで、ユーザー体験をスムーズにします。CSRがベースになります。

メリット

• ページ遷移が高速でスムーズな操作感を提供
• UIの自由度が高く、リッチなアプリ開発に適している
• モバイルアプリのような体験を実現できる

デメリット

• 初回表示が遅い（JavaScriptのロードが必要）
• SEO対応が難しい（対策が必要）
• クライアントの負荷が高くなる可能性がある

以下の表では、それぞれのレンダリング方式がどんなWebサイトに向いているのかを、特徴や具体的な例とともにまとめました。
サイトの目的や運用体制に合った方式を選ぶための参考にしてみてください。

LYZONが提供できるバリュー

1. 最適な技術選定で「成果につながるサイト」に

Webサイトの目的や更新頻度、SEO対策などの条件を踏まえて、最適な技術（SSR・SSG・ISRなど）を選びます。

• 表示スピードを上げてユーザー満足度を向上
• 無駄な開発コストや運用トラブルを防止
• 目的に合ったサイト設計を実現

これにより、「効果の出るWebサイト」を効率よく作り上げられます。

2. CMS連携で「更新しやすく、いつでも最新情報を発信」

ContentfulやmicroCMS、Sitecoreなど、多様なヘッドレスCMSとの連携実績が豊富です。

• 簡単にコンテンツ更新が可能
• 更新しても表示速度は落ちない
• 将来の拡張やリニューアルにも対応しやすい

運用担当者さまも扱いやすく、長く使い続けられるWebサイトをご提供します。

3. 高速で快適な表示が「ユーザー満足度と成果を向上」

Googleが推奨する「Core Web Vitals」に準拠した表示最適化を行っています。

• ページの読み込みが速い
• 操作がスムーズでストレスフリー
• SEO効果も期待できる

これにより、ユーザーが快適に利用でき、自然検索からの訪問も増えるWebサイトになります。

4. 継続的な改善・運用で「いつでも最新で安心なサイト」

VercelやFirebase、Netlifyなどの最新ホスティングサービスと連携し、CI/CD（自動テスト・自動リリース）体制も整えています。

• リリース後も素早く問題対応
• 新機能の追加や調整もスムーズ
• 技術的な負担を減らし長期的に安心

作って終わりではなく、常に最適な状態を保ち続けるWebサイト運用を支援します。