最小の時間で最大の成果を。イン・アウトの新習慣!
異業種から転職したディレクターの酒井です。
まったく異なる業種から転職して数か月で在宅ワークになりました。
周囲でもテレワークが進み、個人が時間の裁量権が持てるようになったものの、かえってオーバーワークぎみになったという声も聞きます。 ただでさえ慣れない業務を在宅ワークで行うことになるため、最初の頃は思うように効率が上がらず苦労しましたが、最近では効率よく仕事をこなす習慣が身についてきましたので、今回ご紹介したいと思います。
今回は読者のみなさんにとっても在宅ワークでも効率をあげる、そんなヒントが隠れているかもしれません。
目次
在宅勤務のほうがオーバーワークになりがち
ある調査によると、在宅勤務になると、かえってオーバーワークになりやすいという結果も出ています。
従来なら出社と退社、と時間の区切りがついていたのが、在宅勤務により、いつ始めてもいつ終わってもいいという状況になって、仕事の時間が長くなっているのです。
もともと仕事には、与えられた時間(締め切りまでの時間)をすべて満たすまで膨張してしまいがち、という特徴があります。
ある仕事を終わらせるのに3時間あるとすると、実際は30分で終わらせられる仕事でも、人は与えられた3時間を使い切る仕事の仕方をしてしまうのです。
そうならないためには、在宅であっても始業と終業の時間を決めて、その時間内で効率よく仕事をこなすことが大切。
そのために必要なのが一日の「時間割」です。
では、どうやって時間割をつくればよいのでしょうか。脳の働きなどを考えると、3つのフェーズに分けて組むのがおすすめです。
フェーズ1:午前はアウトプットの時間へ
午前中は頭がすっきりしているので、最も負荷のかかるアウトプット向きの時間帯。
文章を書く、アイデアを出すといった作業は、午前中に行うのが理想的です。
反対に、これを夕方や夜にとりかかると、午前中なら30分で終わるところが、1時間も2時間もかかるなんてことが起こりうるのです。
アウトプットするときは「デスクを掃除する」など、ハードルの低い作業からスタートすると、その作業がエンジンとなって、どんどんはかどります。
自分なりのルーティンを見つけておくといいですね。
また、作業を進める際は、なるべく「一つの作業をする」がおすすめです。
あれやこれや詰め込まず、文章を書くなら文章を書く、資料をつくるなら資料をつくる、メールを返信するならメールを返信する、と作業を一つだけに絞り込んで集中することで、余計なことに気を散らせず、よいアウトプットをつくっていくことができます。
フェーズ2:ランチ後は打ち合わせを入れる
お昼を食べると眠くなるので、一人で作業をしていると、なかなかはかどりません。
ですから、ランチ後はオンラインで打ち合わせや会議などを入れて、なるべく人と顔を合わせましょう。
ただしオンラインだと、これまで休憩にあてていた移動時間がないため、休憩もせずに仕事を詰め込みがち。
生産性を上げるためにも、できれば体を動かして近くのコンビニに行ったり、散歩をしたりするとよいでしょう。
フェーズ3:そしてインプットへ
打ち合わせが終わり一息ついたあとは、ネットで情報を集めたり、調べものをしたり、インプットする時間にあてましょう。
インプットするときは、わざわざデスクにつかず、ソファでリラックスしながらでもOKです。
ちなみに夕方、詰め込んだ情報は、夜寝ているときに脳で整理されるので、翌日はスッキリとした頭でアウトプットできます。
心配性な人ほど、夜になっても頑張ってアウトプットしがちですが、よい循環を促すためにも、夜はさっさと寝たほうがよいですね。
まとめ
このまま日本でも在宅ワークが定着するのかだれも今のところ正解は導き出せていない状況です。
働き方については、国や企業など組織が正解を導いていた今までの常識は崩壊し、個々が正解を導くときがきているのかもしれませんね。
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