会社の「儲け」っていったいなにを指すの?

カルチャー
2020.05.01
栗原
Webディレクター

どうも、お酒とお金が大好きなディレクターのクリハラです。

皆さんも給与/賞与明細の支給額をみて、こっそり一喜一憂している人もいると思います。
私もそうです。

では、私たちの給料やボーナスはどこから支給されているとおもいますか?

フリーランスや公務員の方はそうじゃない人もると思うのですが、私たちのような会社員なら、会社の儲けの一部を給与として支給されています。

目次

「儲け」っていったい何?

会社の儲けとは、一言でいうと利益です。

その利益にもいくつか種類がありますが、一般的に財務諸表の損益計算書では利益は次の6種類(正しくは売上と5分類の利益)に分類しています。

  • 売上
  • 売上総利益
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 税引前利益
  • 当期純利益

それぞれ、売り上げから経費や収益を差し引きして分類わけをしています。
クリハラも専門ではないのですが、わかりやすく利益の事を説明したいと思います。

売上

売上とは、お客さんから貰ったお金の事を言います。
請求書に書かれている金額がそのまま売上という事になり、この金額からいろんな費用を差し引いていき、それぞれの利益を算出していきます。

売上総利益

売上から、仕入れた商品の費用を差し引いた金額になります。

例えば、90円のリンゴを100円で売ると10円の売上総利益になるという事になります。
俗に言うと粗利と呼ばれています。この金額がすべての利益の基盤となります。

クリハラの給与もここからでるんだよね。知らないうちに増えてほしいと祈っています。

営業利益

営業利益とは、売上総利益から私たちの給料の人件費、仕事をするオフィスの家賃、社員の定期代などの交通費、広告やパンフレットなどの宣伝・広報にかかわる費用や経理や管理部門の人件費などの販管費などを差し引いた金額になります。

クリハラも前職は営業だったのですが、その時はここを意識して営業をしていました。

経常利益

経常利益は、営業利益から預金の利息や株式などのメインサービス以外で得た営業外損益を差し引いた金額を言います。「けいつね」と呼ばれることことが多いです。

例えば会社として不動産を取得している場合は、その家賃収入なども営業外利益として経常利益にのせて計算します。

若い時、前職でミスして再度作り直しをした際、上司から「作り直しはこの利益から作り直し費用を捻出することになるんだ。作り直す費用の20倍の売り上げを作らないと挽回できないことを理解しているのか!!!」と激高された経験があります...

税引前利益

税引前利益とは、経常利益から不動産売却損益・災害時損失・前年度の修正金額など特別損益を差し引いた金額です。

例えば、災害で倒壊した工場を立て直す修繕費や会社が持っていた寮を売った時の利益を経常利益から差し引き・上乗せした金額を指します。

当期純利益

税引前利益から法人税などの全域を差し引いた金額の事をいます。企業の利益は最終的な利益はこの数字になります。

まとめ

給与は会社から支給されるのですが、そのお金はお客さんから仕事をもらって、その儲けから自分達の給与が捻出される事になります。
自分達の生活に欠かせないお金がどこから出ているのか、その内訳を知っておく事は非常に重要です。

会社の儲けは、廻り回って、自分の口座に返ってきますからね。